災害時に備えた地域力向上へ、協働型災害訓練が実施される
県外からの参加者をも迎えて、一般社団法人協働型災害訓練が、2024年10月16日に東京都港区で「レジリ学園〜国土強靱化推進室連携ナショナル・レジリエンス・コミュニティ」を開催しました。このイベントでは、代表理事のとよしま亮介が講演し、災害への備えを強調しました。
協働型災害訓練とは
「つながることは備えること」をテーマに掲げ、2014年から毎年行われているこの訓練は、東日本大震災の教訓を基に、地域社会の防災力を高めることを目的としています。今回の講演では、東日本大震災の避難者の支援から始まった取り組みや、今後の大規模災害を見据えた活動について詳しく語られました。
震災の教訓を生かす
とよしま代表は、2011年に発生した震災の経験から、どのようにして「協働型災害訓練 in 杉戸」が誕生したのかを説明しました。90分という時間をかけ、避難者支援の事例やその後の児童福祉施設の運営、さらにはフードバンク活動についても触れました。これにより、参加者は多様な視点から防災の重要性を理解することができました。
今年の特徴
参加者からは、「協働型災害訓練の経緯を知れた」との声や、防災以外の情報も得られたとの好評が寄せられました。このイベントは、今後の取り組みに対する期待を高め、多くの人々に防災への関心を呼び起こす機会となりました。
さらに、この度は2025年2月7日(金)・8日(土)に開催される「第12回 協働型災害訓練in杉戸」のナビゲーションとしても機能しました。次回のテーマは「地域のチカラ学生のチカラ〜防災✖ゲーミフィケーション〜」で、大学生が防災マップを作成するワークショップや、全体を使ったフルスケールの災害訓練を行います。
参加方法と期待
イベントへの参加は、地域の自主防災組織や消防団の方々はもちろん、災害支援や地域防災に関心のある方なら誰でも可能です。参加費用は1日3,000円(オンライン・オフライン共通)で、定員は会場が100名、オンラインが200名と限られています。事前申し込みが必要となるため、興味のある方は早めにアプローチすることをお勧めします。
万が一の災害に備えて、地域全体の力を引き出すための訓練に参加し、共に成長していくことが求められています。今年の協働型災害訓練も、地域社会における防災の重要性を体感できる機会として、多くの人にとって価値あるものになることでしょう。