Datadogが発表した新機能
Datadog社は、ラスベガスで開催されたGoogle Cloud Nextにて、BigQueryのモニタリング機能を拡張する新製品群に注目が集まっています。新たに提供される
Datadog拡張BigQuery Monitoring(プレビュー版)は、ユーザーがBigQueryを利用する際のコストや使用状況を効果的に把握できるよう設計されています。
このモニタリング機能は、使用状況を視覚化し、コストの発生が大きいユーザーやプロジェクトを特定できるほか、長時間実行されているクエリの最適化、さらにはデータの品質問題を早期に発見する手助けを行います。これにより、Google Cloudのユーザーはリソースをより効果的に管理できるようになるのです。
業界の注目を集める機能
Google Cloudのデータ・分析・AIの戦略を担当するYasmeen Ahmad氏は、BigQueryが企業にとって不可欠なツールであると強調しました。彼女によれば、Datadogの新機能がもたらす利点により、Google Cloudの利用者はデータの最新性を保ちながら、正確なインサイトを得ることが出来るようになるとのことです。
Datadogの製品担当バイスプレジデントYrieix Garnier氏は、プロジェクトにおけるBigQueryの使用状況を把握することは従来時間がかかるプロセスであったと述べ、その改善がもたらす利点に期待を寄せています。また、ユーザーは最適化の機会を特定し、データ品質向上につながる問題を迅速に解決することが可能になります。
新機能の紹介
新たなBigQuery Monitoringに搭載された主な機能は以下の通りです。
- - LLM Observability: GeminやVertex AIのLLMアプリケーションの監視が可能です。
- - Cloud TPUの統合: GKEクラスターにおけるリソースのボトルネックを検知します。
- - プライベートサービスコネクト: Datadogサイトに安全にデータを送信でき、データセキュリティが向上します。
- - GKEオートスケーリング: スケーリング推奨を提供し、パフォーマンスを維持しつつコスト削減が可能です。
- - ストレージモニタリング: ストレージ状況を可視化し、問題を早期発見できます。
- - Google Cloudコスト・レコメンデーション: 不要なコストを特定し、最適化の提案を行います。
これらの新機能は、Datadogが提供する消費者のビジネスを進めるための強力なツールとして機能します。
エキスパートの声
DatadogとGoogle Cloudのパートナーシップが成功を収めている背景には、顧客のビジネスにおける息の長い支援があると、データドッグの関係者は指摘しています。顧客がどのようにして効果的に運用し、モニタリングを活用していくかが重要であるという見解を述べました。
Datadogは、最近ではGoogle Cloud Partner of the Yearに3年連続で選出されるなど、その技術力と顧客満足度の高さが認められています。
まとめ
今回の発表により、Datadogの新たなBigQuery Monitoring機能は、これまで以上にGoogle Cloudの活用を円滑にするツールとして期待されています。新機能の詳細については、Datadogの公式サイトで確認することができます。これは、企業が競争力を保つための重要なステップとなるでしょう。