太陽光発電所に蓄電システムを併設!安定供給と効率化を実現
福岡県古賀市にある「青柳ソーラーパークI」に、新たに蓄電システムが併設されることが決定しました。このプロジェクトは、株式会社パワーエックスとニシム電子工業株式会社が共同で実施するもので、三井住友ファイナンス&リース株式会社の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズ株式会社が出資する事業SPCを通じて実現します。
「青柳ソーラーパークI」は、2018年8月に運転を開始した太陽光発電所です。今回、新たに設置される蓄電システムは、パワーエックスが提供する蓄電池「Mega Power」3機と、ニシム電子工業が提供するエネルギーマネジメントシステム「TAMERBA EMS」で構成されています。
蓄電池の容量は8,226kWh(公称値)と、約720世帯の1日分の電力使用量に相当します。日中に太陽光発電所で発電した電力を蓄電池に充電し、電力需要が大きくなる夕方や夜間に放電・供給することで、安定的な電力供給を実現します。
このシステム導入により、天候によって発電量が変動する再生可能エネルギーの無駄な活用を抑制し、発電事業者にとっても出力抑制による売電収入減の影響を低減できます。また、資源エネルギー庁の再生可能エネルギー電源併設型蓄電池導入支援事業の採択を受けており、社会全体での再生可能エネルギーの有効活用にも貢献していくことが期待されています。
蓄電システムの設置工事は、2024年末に開始され、2025年初頭に運転開始予定となっています。
蓄電システムの詳細
設置場所: 福岡県古賀市
運転開始: 2025年2月予定
建設工事会社: 株式会社九南
蓄電池容量: 8,226kWh[公称](約720世帯の1日分の電力使用量に相当)
採用蓄電システム: パワーエックス製 定置用蓄電池「Mega Power」3台
充放電出力: 1,750kW
システム特長: 蓄電池、PCS、EMS、受電設備、変圧器の全てを国産メーカーで構成し、導入後のシステム監視・点検・保守対応までをワンストップで提供
各社の取り組み
パワーエックスとニシム電子工業は、今回のプロジェクトを通じて、社会全体での再生可能エネルギーの有効活用を促進していくことを目指しています。両社は、蓄電システムの導入を推進し、安定した電力供給と環境負荷の低減に貢献していく予定です。
関係企業
三井住友ファイナンス&リース株式会社
SMFLみらいパートナーズ株式会社
株式会社パワーエックス
ニシム電子工業株式会社
* 株式会社九南