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早稲田大学商学部が新たなPRの可能性を探る

4月17日、早稲田大学商学部では株式会社オズマピーアールが主導する特別講座「未来を創るPRの力～企業広報の実務の現場から～」が開講されました。この講座は、商学部の学生たちに企業広報の意義やPRの実務について学ぶ貴重な機会を提供します。早稲田大学とオズマピーアールの提携によって、学生たちは理論だけでなく実務に基づいた実践的な知識を身に付けることができます。

この講座は2019年度から続いており、今年で7年目を迎えます。講座の目的は「新しい『問い』を立て、新しい『あたりまえ』を創る。」という理念に基づき、PRの専門家が持つ豊富な経験と事例を通じて、新たな視点を学生たちに提供することです。講師陣には、商学学術院の教授を含む多様な専門家が参加し、幅広い知見を学生たちに伝えます。

広報の重要性を深く理解する

受講する学生は、毎年約300名に上り、昨年度のアンケート結果では、参加者全員が「有意義だった」と回答するなど、その満足度は非常に高いものとなっています。今年度も多くの学生が履修予定で、商学部では特に人気の講座の一つです。

受講生からのフィードバックでは、PRが社会的課題の解決にも寄与する力を持ち、ステークホルダーと信頼関係を築くためには質の高いコミュニケーションが不可欠であることが強調されています。現代の企業は経済的価値の追求だけでなく、社会的価値の創造も求められており、PRの役割はますます重要となっています。

この講座では、PRの基本概念だけでなく、全国的に認知されている実績を持つ企業の担当者や業界の専門家から、リアルな事例を踏まえた勉強が行われます。その中には、経済記者やスピーチライター、さらには法務の専門家も含まれています。

豊富な授業内容

授業は毎週木曜日に行われ、期間は4月17日から7月17日までの約三ヶ月間です。受講生は、PRの基本から最新の技術や文化、広報戦略に至るまで、多岐にわたるテーマについて深く学ぶことができます。授業計画には、PRの基礎知識だけでなく、デジタルPRやプロダクトPRの重要性も扱われるため、実務に即した内容が充実しています。

例えば、「社会デザイン発想」という独自の考え方を基に、ブランドの成長と社会への共感を両立させる方法についても議論されます。この理念はオズマピーアールの強みでもあり、彼らが過去60年間にわたり培った経験が多くの学生に伝授されます。

オズマピーアールの役割

株式会社オズマピーアールは、1963年に設立されて以来、国内外のさまざまな企業や政府機関に対し、総合的なPRサービスを提供してきました。彼らの目指すところは、企業が単に経済活動を行うのではなく、社会的貢献も果たすこと。そんな中で、PRの力を使って学生たちが社会に貢献できるように育成することが、本講座の目指す最終的な目標です。

未来を担う若い世代が、PRの力を通じてより良い社会を築く手助けをするために、オズマピーアールはこれからも学生たちにインスピレーションを与え続けていくことでしょう。

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