伊藤園株式会社がこの度、持続可能な社会への貢献を目指して、アスエネ株式会社が提供するCO2排出量見える化・削減クラウドサービス「ASUENE」及びESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」を導入しました。これは、サプライチェーン全体のCO2排出量の透明な把握と削減を目指すものです。
背景と目的
伊藤園は「お〜いお茶」などの人気緑茶製品を中心に、多彩な清涼飲料を製造・販売しています。「お〜いお茶」は世界中の40カ国以上に展開されており、その人気から年間売り上げがギネス世界記録にも登録されています。しかし、持続可能性を高めるための取り組みにおいては、歴史的にExcelを基にした管理方法に頼っていたため、国内外約20社ものグループ会社からの情報収集及びCO2排出量の算定に多大な時間と労力がかかっていました。
特に、海外のグループ会社では言語の壁や算定精度の改善が求められました。また、異なる製造業者との関係が深まる中で、ESGに関連する評価基準の透明性を高める必要性も強く感じられました。それらのニーズに応える形で「ASUENE」と「ASUENE ESG」の導入が決定されたのです。
導入の要因
伊藤園がこれらのクラウドサービスを選定したのは、以下の二つの理由が大きいです。
1.
利便性の高い設計: 「ASUENE」と「ASUENE ESG」は直感的に操作できるよう設計されており、ヒューマンエラーを減少させる多くの機能を備えています。これにより、CO2排出量の算定に関連する業務負担が軽減され、営業部門や関連部署の効率化を図ることが可能になりました。このユーザーエクスペリエンスの良さは、業務のスピードと精度を高めます。
2.
データの一元管理: 「ASUENE」は単にCO2排出量を見える化するだけなく、水質や廃棄物関連のデータも含めて管理できます。このように多様なデータを一つのプラットフォームで管理できることで、業務の自動化が進み、更に効率的な情報活用が期待できます。
今後の展望
伊藤園としては、「ASUENE」と「ASUENE ESG」の導入により、CO2排出量削減に向けて具体的な行動を起こし、さらにサプライチェーン全体のリスク管理を強化する計画です。また、これらの取り組みを通じて、強固なサステナビリティ経営を推進し、飲料産業におけるリーディングカンパニーとしての役割を果たしていくことが求められています。
アスエネ株式会社としても、これらのサービスを通じて、企業が直面するさまざまなサステナビリティの課題に対して支援を行なっていきます。持続可能な未来の創造に向けて、共に歩んでいく姿勢を貫くことが重要です。
伊藤園は、サステナビリティに関しての取り組みを強化し、未来を見据えた経営を続けることで、より良い世界の実現を目指しています。