ロボオペレータUI/UX改善
2023-06-19 17:59:43

PKSHA Associates、RPA「ロボオペレータ」UI/UXを大幅アップデートで業務効率化を支援

PKSHA Associates、RPA「ロボオペレータ」UI/UXの大幅アップデートで業務効率化を支援



日本の企業を取り巻く環境は、少子高齢化と労働人口減少により、生産性向上のためのDX化が急務となっています。その中で注目されているのが、RPA(Robotic Process Automation)です。RPA市場は年々拡大を続けており、業務自動化ツールとして重要な役割を果たしています。

しかし、多くのRPAツールはIT専門用語が多く、操作に一定の知識が必要となるため、ITリテラシーの高い担当者に運用が限定されるのが現状です。真の業務効率化のためには、現場の担当者自身がRPAを活用することが不可欠です。

PKSHA Associatesは、RPAツール「ロボオペレータ」で国内2位のシェアを誇り、1800社以上の企業に導入されています。同社は、より多くの担当者がRPAを活用できるよう、ロボオペレータのUI/UXの大幅なアップデートを実施しました。

300時間におよぶユーザーリサーチに基づいた改善



今回のUI/UX改善は、100名以上のユーザーを対象に300時間におよぶ徹底的なリサーチに基づいています。ITリテラシーに課題のあるユーザーに実際にロボオペレータを操作してもらい、操作における課題を詳細にヒアリング。そのフィードバックを製品開発に反映するという、地道な作業を繰り返しました。

ユーザーからは、「どこから始めればよいかわからない」「必要な情報が見つからない」「専門用語が理解できない」といった声が上がりました。これらの課題を解決するため、ロボオペレータv1.5.0.0では、以下の2つの点に着目した改善を行いました。

方針①:ロボット設定画面の刷新



ロボット設定画面をシンプルで直感的に再構成しました。変更は最小限に留め、既存ユーザーの利便性も維持しています。具体的には、タブ名やコマンド名の改善、フローコマンドの表現改善、ツールバーと右クリックメニューのシンプル化、変数のリスト選択とプレビューの追加、入力漏れやエラーの可視化などを実施しました。

方針②:サポートコンテンツの充実化



初心者でも容易に製品を理解できるよう、動画を中心としたサポートコンテンツを大幅に強化しました。チュートリアル動画や各コマンドの操作説明動画を用意し、各コマンドから動画や解説記事にワンクリックでアクセスできるようにしました。これにより、導入や社内研修にかかる時間の大幅な削減が期待できます。

約72%の時間短縮を実現



ユーザーリサーチの結果、サンプル業務の自動化にかかる時間は、UI/UX改善前が平均72分だったのに対し、改善後は平均20分に短縮されました。これは約72%の時間短縮に相当します。さらに、ユーザーからは「楽しみながらロボット設定できた」といった肯定的な意見が多く寄せられ、使い勝手の向上が実証されました。

開発者コメント



PKSHA Associates執行役員CTOの砂塚紀彦氏は、「RPA製品の機能をユーザーが使いこなせなければ意味がない。ロボオペレータは、ITリテラシーが低いユーザーでも使いこなせる圧倒的な使いやすさを目指した」と述べています。また、最新の技術はUI/UXの難しさから業務での活用が進んでいない現状を指摘し、ロボオペレータがその壁を打ち破り、顧客の業務改革を支援していくことを強調しました。

まとめ



PKSHA Associatesの「ロボオペレータ」は、UI/UXの改善によって、より多くのユーザーが業務自動化の恩恵を受けられるようになりました。直感的な操作性と充実したサポートコンテンツにより、現場の担当者自身による効率的な業務推進が可能になります。DX化を目指す企業にとって、強力なツールとなるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社PKSHA Associates
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目19番15号宮益坂ビルディング 205
電話番号
03-5962-6426

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。