野菜摂取不足の現状
2016-03-18 15:20:22

日本人の野菜摂取不足が深刻化!31日は「菜の日」の制定で健康を促進

近年、日本人の野菜摂取量が著しく不足していることが調査結果から明らかになっています。ファイブ・ア・デイ協会が実施した調査によると、参加者の34%は栄養バランスの偏りを気にしており、その次に29%が野菜不足について注意を向けています。この状況は、塩分や食べ過ぎといった他の健康問題を上回る関心を示しており、野菜中心の該当生活に対する意識が高まってきています。

一方で、野菜摂取目標量である350g以上を知らない人が54%もいて、300g以上摂取していると信じている人が31%もいたのです。実際に目標量を達成している者はわずか7%であり、これは深刻な野菜摂取不足を示唆しています。このような健康状態の懸念に対処するため、ファイブ・ア・デイ協会は31日を「菜の日」として制定し、消費者に対する継続的な健康啓発活動を行うことにしました。

この「菜の日」には、消費者が食材や食品を購入しやすい環境を整えるため、小売業界全体に呼びかけています。様々な企業がこの活動に賛同し、売り場や商品を通じてこの取り組みを広めていきます。また、野菜摂取を促すためのイベントや特設コーナーを設置する企業も多く、地域ごとに異なる取り組みが進められる予定です。

賛同企業の一覧には、イオンリテール、株式会社伊藤園、カゴメなどが名を連ねており、この広範な連携を活かし、野菜摂取に対する意識を高めていくことを目指しています。この動きは、単なる業界の取り組みにとどまらず、地域社会や家庭にも広がりを見せることが期待されています。

調査結果からは、野菜を十分に食べていない理由として「普段から十分に取っている自信がある」という意見が最も多く、次いで「価格が高い」、「料理が面倒」といった理由が挙げられました。これらの声からは、消費者の生活スタイルや価値観が反映されており、それに対応した啓発やサポートが今後必要とされるでしょう。

また、食生活を見直すためには、テレビやインターネットでのメニュー紹介が高く評価される一方で、売り場でのレシピ配布も効果的とされています。こうした情報発信が消費者にとって有効な手段となるため、企業も積極的にヒントを提供することが求められています。

ファイブ・ア・デイ協会の目標は、「1日5皿(350g)以上の野菜と200gの果物を食べよう」ということで、この運動を通じて国民の健康を促進することを掲げています。今後の活動に注目が集まります。

会社情報

会社名
一般社団法人 ファイブ・ア・デイ協会
住所
東京都千代田区三番町6-2三番町彌生館3F
電話番号
03-3237-1464

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