不二製油の新技術
2013-04-16 14:30:04

不二製油が誇る大豆分離技術、飲食業界に新風を巻き起こす

大豆分離技術が切り拓く新しい食文化



不二製油株式会社は、革新的な大豆分離分画技術「USS製法」を利用し、新たに誕生した豆乳クリームを発表しました。この豆乳クリームがすでに相模屋食料、内堀醸造、コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパンといった企業に採用され、飲食業界でも注目を浴びています。

USS製法とは?



USS(Ultra Soy Separation)製法は、不二製油が1966年に開発した技術をもとにした新しい分離技術です。この技術は、生乳を分離する方法と同様に大豆を細かく分離するもので、低脂肪豆乳と豆乳クリームを生成します。これにより、大豆の風味を損なわずに、さらなるおいしさを追求できるのです。また、特許を取得したこの技術は、今後の大豆ビジネス展開において大きな可能性を秘めています。

新製品の採用事例



4月12日、行われた記者発表会で、ふじ製油の清水洋史社長は、国内の食文化の変化や技術主導の物作りの重要性について言及しました。その後、USS製法を用いた豆乳クリームの採用に至った背景を、相模屋食料の鳥越淳司社長が説明。彼は、「豆乳クリームは豆腐の美味しさを最大限に引き出すことができ、今後の新製品においても採用を検討している」と語りました。

内堀醸造の内堀光康副社長は、「飲む酢 エキスプレ・ス・東京」での豆乳使用について触れ、「豆乳クリームはこれまでの濃い豆乳とは異なり、スッキリとした味わいが特徴です」とコメント。コールド・ストーン・クリーマリーの米津一郎ディレクターも、新商品「豆乳&アサイージェラート」の開発に豆乳クリームを採用し、健康志向に応えた商品としているとのこと。

料理界からも期待



この技術は飲食店だけでなく、家庭料理でも注目されています。料理研究家の松村佳子氏は、豆乳クリームの代替品としての可能性を高く評価。「和スイーツの世界でも新しい可能性を切り開ける」と語り、大豆を使った新たな料理の展開を期待しています。

一方、日本料理界の重鎮である村田吉弘氏も、この豆乳クリームが日本料理のグローバル化を助けると話し、その革新性を称賛。「ヘルシーであるだけでなく、味わい深い。この素材は世界に通用する」との期待を示しました。

未来への展望



不二製油は今後も、大豆に関連する技術の開発と商品の拡充を続ける意向です。国内人口の減少や文化の違いといった課題に直面する中で、技術と物語を融合させた商品開発が鍵となります。豆乳クリームと低脂肪豆乳の生産量は速やかに完売し、今後の展開に大きな期待が寄せられています。

独自のUSS製法により、これまで実現不可能だった新しい大豆製品が続々と登場しつつあります。飲食業界に新たな風を吹き込む不二製油の挑戦から目が離せません。

会社情報

会社名
不二製油株式会社
住所
大阪府泉佐野市住吉町1番地
電話番号

関連リンク

サードペディア百科事典: 大阪府 泉佐野市 不二製油 USS製法 大豆

Wiki3: 大阪府 泉佐野市 不二製油 USS製法 大豆

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。