島根県立大学 国際コミュニケーションコースの優秀研究発表会
2026年1月28日、島根県立大学で第2回国際コミュニケーションコースの優秀卒業研究発表会が開催されました。ここでは、6名の学生が4年間の学びを反映したプレゼンテーションを行い、その成果を多くの下級生や教員に向けて披露しました。
発表会はヘネベリー・スティーヴン教授の司会進行のもと、熱気にあふれた雰囲気でスタートしました。参加した学生たちは、それぞれパワーポイントを使いながら、意義深い研究結果を共有し、聴衆を惹きつけました。下級生たちからは、感謝の気持ちを込めて花束が贈られる一幕もありました。参加者の一人ひとりが、卒業研究に対する思いや経緯、更には指導教員へ感謝の言葉を述べました。
研究内容は多岐にわたりました。松重遥奈さんは「多文化多言語の子ども」(CLD)支援に焦点を当てた研究を発表し、「外国にルーツを持つ子どもたちが日本社会において重要な役割を果たす可能性に気づき、その力を引き出す社会を作りたい」と熱く語りました。
また、福井沙紀さんは「音楽活動が自己理解に与える影響」を研究し、自身の情熱をテーマにすることの重要さを強調。「卒論はマラソンのようで、興味のあるテーマであれば苦しみなく続けられる」とアドバイスしました。
一方、島袋龍生さんは沖縄の石敢當に関するフィールドワークを行い、「指導教員からの助言があったからこそ、論理的な矛盾を乗り越えられた」と感謝の意を表しました。こうした体験談は、これから卒論を作成する3年生たちにとっても大いに刺激となりました。
発表を聞いた土肥鈴音さんは、「膨大なデータを集めて研究を深める大変さを実感し、卒業研究が一朝一夕ではないことを学んだ」と語り、強い印象を受け取った様子。
もう一人の奈良実さんも、「明確な問題設定があり、来年は自分も卒論を作成する立場になるため、しっかりと準備を進めたい」と意気込みを見せました。
最後に、江口真理子教授は、「研究を通じて得られた『問い続ける力』は、今後のどんな道に進むにしても必ず役立つはず。卒業研究の経験が大きな自信へとつながることを期待している」と述べました。
発表者のテーマは以下の通りです。
1. 海村珠黄: 日中両言語における感謝表現の文化的背景
2. 福井沙紀: 音楽活動が自己理解に与える影響についての考察
3. 板東莉帆: 日本での外国映画の翻訳に関する比較
4. 松重遥奈: CLD子どもとその支援について
5. 島袋龍生: 沖縄県における石敢當の研究
6. 山根さくら: 日本におけるCLILの提案
この発表会は、学生たちの努力と成果を認める重要な機会であり、今後のさらなる活躍を期待させるものでした。