近年、社会の高齢化に伴い、介護を有する多くの方々が増えています。特に、ヤングケアラーへの支援が2021年から国の施策として始められるなど、介護者支援の重要性が高まっています。しかし、介護者自身が知らず知らずのうちに社会から孤立し、「介護殺人」といった悲劇を引き起こしてしまうことも少なくありません。2025年6月15日に開催されるアラジン介護者支援講演会&フォーラムは、「孤立する介護者の心理を考える」をテーマにした重要なイベントです。
このフォーラムでは、孤立してしまう介護者の心理を理解するとともに、支援者がどのように介護者に接すれば良いのかを真剣に考える機会が提供されます。参加者は専門家たちが導くディスカッションを通じ、多様な視点からこの問題に向き合うことができます。
フォーラムは全理連ビル9F C室で行われます。京王線代々木駅から徒歩1分でアクセスも良好です。プログラムは多岐にわたり、基調講演により孤立する介護者の心理の理解を深め、その後は具体的な事例の報告が行われます。
基調講演では、精神科医の渡辺俊之氏が登壇し、孤立を防ぐために必要な理解と支援の方法を提示します。報告者の宮元預羽氏は介護殺人の調査結果から考える支援の必要性を述べ、福井県での介護者支援の取り組みについては成田光江氏が紹介します。その後、パネルディスカッションが行われ、参加者同士で意見を交わし、各自治体における介護者支援の方策について探ります。
このフォーラムは、介護者支援に関心のあるすべての方々に開かれており、具体的な解決策を模索するための貴重な機会となります。介護の現場に立つ方々、介護者を支える立場の方々の参加を心よりお待ちしています。介護者ひとりひとりの心理を理解することが、より良い支援につながるのです。ぜひお越しください。