中高生向けブックガイド
2025-10-23 15:31:49

学校司書が提案する中高生向けの良書集『ブックガイド』登場

中高生向けブックガイドの新刊が登場



学事出版株式会社から新たに刊行された『学校司書みちねこ発!中・高校生のためのブックガイド』は、40年間の経験を持つ学校司書、木下通子氏が構成した一冊です。このブックガイドは、中学生や高校生のために特別に厳選された80冊の本を紹介し、読書が苦手な学生にも手に取りやすい内容になっています。

著者紹介


木下通子氏は、埼玉県の県立高校で長年学校司書として活躍し、多くの学生に本の楽しさを伝えてきました。本書は、彼女が長年の経験をもとに編纂したもので、特に10代の悩みや不安に寄り添う本を選んでいます。これにより、本を読むことに抵抗を感じる子どもたちにもアプローチしています。

読書調査結果から読み取れる現状


近年の読書状況に目を向けると、全国学校図書館協議会が行った「第69回学校読書調査報告」からも明らかなように、中高生の読書離れが進んでいる事実が浮き彫りになっています。小学生の読書冊数は年々増加する一方、中学生の読書冊数は下降傾向にあり、高校生に至ってはわずか1.7冊と大きな危機感を抱かせるデータが示されています。本書はそんな現状を打破するために作られたとのことで、本を読まない学生たちに向けてのメッセージが込められています。

本書の内容と特徴


本書では、「自分を守るための本」「社会の不安と向き合う」「一人暮らしをするときに」など、12のテーマにわけて各章ごとに本が紹介されています。各章の冒頭には、その章に関連する本を簡潔に説明した「こんなときには、この本」というコーナーが設けられており、まるでソムリエがワインを選ぶかのように、読者におすすめの本が紹介されています。

特に注目したいのは、巻末に収録された小説紹介インフルエンサー・けんご氏との対談です。SNSでの人気を集めるけんご氏との対話を通じ、彼がどのように本との出会いを楽しんでいるのかを知ることができ、その視点から新たな読書の楽しさを感じ取ることができます。

読書の第一歩を踏み出そう


本書は、読書に興味がない、あるいは苦手だと感じている中・高校生はもちろん、本を薦めたいけれど具体的に何を薦めればよいかわからない大人にとっても、貴重な参考書となります。木下通子氏は、読書が苦手な学生に向けて「本と友だちになってほしい」とメッセージを送っています。さまざまなテーマの本が取り上げられている本書は、人生のさまざまなシーンで役立つ知識を提供してくれることでしょう。

書籍情報


現在刊行中の『学校司書みちねこ発!中・高校生のためのブックガイド』は、144ページにわたる内容で、定価は2,420円(税込)です。本書は、学事出版のオンラインストアやAmazonで購入可能です。ぜひ、多くの読者に手に取っていただき、本の世界を広げていってほしいと思います。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
学事出版株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1-2-5和栗ハトヤビル3F
電話番号
03-3518-9067

関連リンク

サードペディア百科事典: 埼玉県 読書 ブックガイド 学校司書

Wiki3: 埼玉県 読書 ブックガイド 学校司書

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。