世界のカシミヤニット
2023-10-24 13:00:02
岩手から世界へ羽ばたくオーダーメイドカシミヤニットの魅力
岩手発、最高級オーダーメイドカシミヤニットの魅力
近年、ファッション業界ではオーダーメイドの需要が高まっています。その中でも、特に目を引くのが岩手県北上市に本拠を置く「UTOニット」のカシミヤニットです。このブランドは、単なる衣服の提供にとどまらず、身体だけでなく心も温まる「ご馳走ニット」を実現しています。
日本製のカシミヤ糸のこだわり
UTOニットの製品は、世界最高の素材で作られた日本製のカシミヤ糸を使用しています。岩手工場の職人たちが持つ高度な技術によって、正真正銘の「メイドインジャパン」のカシミヤニットが編み出されます。一枚のニットが仕上がるまでの工程は、品質への徹底したこだわりを感じさせるものです。
さらに、UTOのニットは通常よりも密に編まれることで、着込むほどに風合いが増し、3年後にはその魅力がさらに引き立つという「育てるカシミヤ」が特徴です。このような独自の製作過程は、量産・消費型のファッションとは一線を画します。
国内外での販売実績
これまでの販売は主に国内での実績が多数あり、ふるさと納税の高額返礼品として利用され、2014年から毎年約2億円、合計で約17億円もの寄附を受けています。また、東京青山に設けた店舗や自社ECサイトを通じて、イギリス、アメリカ、カナダ、スウェーデンなどからもオーダーが寄せられ、多くのお客様の支持を得ています。特に3割以上がリピーターであることは、品質の高さを如実に物語っています。
驚きの商談エピソード
その成功は偶然の商談からも生まれました。ある日、営業担当者は資料と商品を持って訪問したところ、ディレクターが目にしたのはサンプルのカシミヤセーターでした。「こんなカシミヤセーターを見たことがない」と高い評価を受け、その後、工房での製作過程を収めた動画を視聴することで「メイドインジャパン」の丁寧さに感動を与えられ、急展開で「ダブルネーム」での取り扱いが決まりました。このように、品質と誠実なものづくりの姿勢が人々の心をつかんでいるのです。
世界展開への情熱
代表取締役の宇土壽和氏が掲げる目標は、世界的に「カシミヤと言えばUTO」と認知されることです。「岩手県北上市はカシミヤの聖地」として名を馳せるために、20年以上にわたり情熱を持ってこの事業に取り組んできました。「やるからには世界一」を信念に、世界中からのお客様を惹きつけるための戦略を練り続けています。
来年の秋冬には、ロンドン・サヴィルロウを皮切りに、シドニーやジュネーブの有力ブティックでも販売が予定されています。初商談のハンツマンをはじめ、1884年創業のJ.H. Cutlerなど、名だたるビスポークブランドとの取り引きも開始されることが期待されています。
まとめ
日本の丁寧なものづくりを世界へ発信する一環として、UTOニットがこのプロジェクトを展開しています。こだわり抜いた素材と制作方法で、一人一人の個性を反映したオーダーメイドのカシミヤニットが、未来のファッションシーンに新たな風をもたらすことでしょう。わたしたちが手に取るその一枚には、職人たちの温かい想いが込められているのです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ユーティーオー
- 住所
- 東京都港区南青山5-4-35たつむら青山607
- 電話番号
-
03-3498-2230