東京都北区の滝野川保育園での音環境改善の取り組み
ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT)が東京都北区と共に実施した音環境改善のPoC(概念実証)が、保育現場における音響の質を向上させる重要な成果を上げました。この取り組みは、2026年3月より北区立の「滝野川保育園」で行われ、音響メタマテリアル技術を用いた吸音モジュール「iwasemi OC-β」が導入されました。
音環境改善の効果
今回の実証では、吸音技術の導入により、保育室内の残響時間が0.6秒から0.5秒以下に短縮され、これによって保育者たちからは「反響音が弱まった」という前向きな声が寄せられました。具体的には、以下のような体験が報告されています。
1.
音質の変化
保育者たちは、保育室の音質が「キンキンした感じ」から「つつむような、まるくなった音」に変化したと感じています。音の質が改善されたことで、音声コミュニケーションがスムーズになったそうです。
2.
保育者の声が通りやすく
読み聞かせの際など、保育者の声がより明確に伝わりやすくなったとのこと。また、昨年度より大量の児童がいるにもかかわらず、声をあまり張らずに指示が伝わるようになったと述べています。
3.
子どもたちの行動への影響
子どもたちの言動や動きを把握しやすくなりました。特に、遊びの際には集中して活動している様子が見られ、保育環境が前向きに変化したことが実感されています。
4.
空間全体の静けさ
他のクラスとの騒音比較で「がやがや感」が減少したと感じている保育者が多く、全体的に快適な保育環境が形成されています。
今後の展望
ピクシーダストテクノロジーズは、このPoCの結果をもとに、音環境改善のモデルケースを全国の自治体や保育施設に提案していく計画です。音の抑制だけでなく、さらなる技術展開を目指しており、全国的な導入の可能性を模索しています。
利用される技術「iwasemi OC-β」
「iwasemi OC-β」は、人の会話音に注目した吸音モジュールで、音の反響を抑えることが特長です。サイズはW140×H140×D38mmで、低音から高音までの音域に効果があります。デザインや施工の自由度も高く、吸音機能を「貼る」から「組込む」へと進化させる技術です。
ピクシーダストテクノロジーズについて
ピクシーダストテクノロジーズは、コンピュータサイエンスと波動制御技術を融合した企業です。ヘルスケアや音響領域での課題解決に注力し、デジタルとアナログの境界を超えた新たな生活価値の提供を目指しています。
本社は東京都中央区に位置し、さまざまな分野で革新的な解決策を提供しています。
公式サイト:
pixiedusttech.com
この音環境改善の結果が多くの保育施設に広がり、より良い保育環境の実現に寄与することを期待しています。