NPO法人earth treeが「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」に採択
NPO法人earth tree(埼玉県春日部市、理事長:加藤 大地)は、2025年1月24日が開催日である「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」採択事業者向け贈呈式に参加しました。このプログラムは、持続可能な社会の実現を目指すNPOやNGOを支援するものであり、昨年度に続く2年目の助成金を獲得したことが大きな意味を持ちます。
助成プログラムの目的
「Panasonic NPO/NGOサポートファンド for SDGs」は、パナソニックグループが実施する助成制度で、特に「貧困の解消」という社会課題に取り組むNPOやNGOの組織基盤を強化し、持続的な活動を促進することを目的としています。加藤理事長が現地カンボジアでの活動に出向いている中、今回は副理事長の野中と理事の福井が出席し、助成通知書を受け取る貴重な機会となりました。
贈呈式の概要
贈呈式はパナソニック東京汐留ビルで行われ、企業市民活動の担当者からの助成通知書の授与がありました。この場では他の採択団体との交流も設けられ、各団体が活動の課題や取り組みを共有し、互いに学び合う機会となりました。
理事長のコメント
理事長の加藤は、「この助成金を最大限に活用し、日本とカンボジアの人々と繋がり、共に笑える未来を創っていきたい」と語っています。これにより、活動の持続性を高めるための新たな一歩を踏み出すことが強調されました。
earth treeの活動背景
NPO法人earth treeは2022年に設立されましたが、その活動の根は2009年にまで遡ります。加藤理事長は、カンボジアとの関わりを持ち、現地での学校建設などを通じて支援を行ってきました。特に2018年には家族とともにカンボジアに移住し、支援活動を行ってきました。単なる学びの場の提供だけでなく、大人が仕事を持てる環境も作ることの重要性に気づくようになりました。
earth treeビレッジ
その結果、学び場、働く場、遊び場、宿場、レストランが一体となった竹建築群「earth treeビレッジ」の構想が生まれました。2021年からシェムリアップの村で建設が始まり、2023年にはフリースクールが稼働を開始しました。今後は俯瞰から見ると、働く農地や宿泊施設も拡充し、地域の拠点として機能する予定です。
助成金の必要性と課題
このような規模のプロジェクトを持続的に運営していくためには、組織基盤の強化が不可欠です。昨年度の助成により、組織診断と強化を実施し、今年度はさらに「関係性のデザイン」と「コミュニケーションマネジメントの強化」に取り組んでいくことが求められています。
今後の取り組み
今年度は具体的な施策として、以下の取り組みを行います。
- - 現在のミッションやビジョンの再構築
- - 短編映画を制作し、事業内容の発信強化
- - 日本国内での講演会を通じて「豊かなつながり」を深める
- - サポーター向けの支援メンバーシップチームの運営体制を強化
これにより、NPO全体のつながりを深め、社会的なインパクトを高めることを目指します。
NPO法人earth treeの展望
NPO法人earth treeは、助成金を活用し、長期的な信頼関係を築きながら活動を推進していきます。特に、現地スタッフやコミュニティの主体性を引き出し、持続可能な活動モデルを国内外で展開するためのノウハウを蓄積することに取り組みます。「1人の1,000歩よりも、1,000人の1歩」をモットーに、多くの方々と共に、earth treeビレッジを人々が未来を切り拓く拠点に成長させていくことを目指しています。
引き続き、応援をよろしくお願いいたします!