計画の背景と開発の目的
株式会社ispecが、群馬県を拠点とする医療法人原会と手を組み、「業務管理一体型PHRサービス」を共同開発しました。このサービスは、精神病院や介護施設を運営する医療法人原会と連携して、利用者様の体調や生活習慣を管理することを目指しています。
課題を解決するために
就労移行支援事業所は、利用者様の支援計画を管理するために、従来の紙ベースやExcelでの管理に多くの時間が費やされていました。それに伴う非効率性を改善するために、この新たなシステム開発に着手しました。
就労移行支援と地域包括ケア
また、株式会社ispecは地域包括ケアの観点から、病院や介護、福祉施設がスムーズに連携できる基幹システムを目指しており、医療の現場のニーズを理解することが開発には不可欠です。そこで、群馬県の医療法人原会との協力が生まれました。
機能と特長
この新サービスでは、主に2つのシステムが開発されました。
利用者様向けスマートフォンアプリ
- - 体調や生活習慣の記録
- - QRコードによる入退室の打刻
- - 週間計画の閲覧機能
支援員様向けWeb管理システム
- - ダッシュボード機能
- - 各種議事録の管理
- - 利用者の情報や支援計画の一元管理機能
このシステムにより、利用者様と支援員の情報はリアルタイムで共有され、より質の高い支援が可能になります。
経営指標の視覚化
ダッシュボード機能には、Metabaseが導入され、経営に関わる数値がリアルタイムで確認できます。これにより、支援センターは業務の効率を高め、より迅速な意思決定が可能となります。
今後の展開
「業務管理一体型PHRサービス」は、今後、病院などの医療機関への導入も計画されており、原会との連携を深めていく予定です。医療、介護、福祉の領域において、サービスを充実させ続けることを目指しています。
株式会社ispecについて
医療領域でのソフトウェア開発を手掛ける株式会社ispecは、医療従事者や患者が求める機能を技術で実現し、医療DXを推進しています。今後も地域包括ケアの実現に貢献し、パートナーと共にヘルスケアの未来を築いていきます。