エコなペット葬法
2026-03-17 11:21:07

新たなエコペット葬法「アクアメーション」の普及を目指して

環境に優しいペットの新しいお別れの形



ペットを家族の一員として大切に育てている飼い主たちは、愛するペットが亡くなった際、どのようにお別れをすればいいのか悩むことが多い。そんな中、新たに導入される「アクアメーション葬法」は、環境に配慮しつつ、優しさを主体とした新しいペット葬送の方法として注目を集めている。

アクアメーションとは?


アクアメーションは水とアルカリ溶液を使用し、適切な温度で有機物を分解する技術である。そのプロセスにおいては、個体のサイズに合わせてアルカリ水が注入され、緩やかな水流に乗せられて、50℃以上に加温される。施行はおおよそ1〜2時間で終了し、火葬と比較して得られる遺骨は格段にきれいな状態を保つという利点がある。

特に欧米諸国ではすでに利用が進んでおり、環境への配慮が求められる現代において、アクアメーション葬法はますます存在感を増している。

飼い主のニーズに応える新しい葬送技術


今回、日本初となるペット向けアクアメーション装置「MOTHER」がサイカンシステム株式会社とMIROKU社のコラボにより開発された。コンパクトな設計で、15㎡程度のスペースがあれば設置可能であり、市街地のオフィスビルや商業施設での施行も可能となった。この点は、飼い主にとって利便性が高く、特に高齢の飼い主にとっては移動の負担を軽減する大きなメリットと言える。

環境意識と優しさが求められる時代


ペット業界の市場規模は急成長しており、2026年時点での統計によれば、ペットの飼育頭数は1,595万頭に上り、年間388万頭が亡くなる現状だ。これは人間の年間死亡者数の2倍を超える。このような状況下で、従来の火葬ではなく、より想いに寄り添ったお別れのスタイルが求められている。

MIROKU社が実施したアンケートでは、飼い主の約80%が「新しい葬儀形態を望む」と回答し、88%がアクアメーション葬法を選択肢の一つとして考えているとの結果が得られた。特に、「プロセスが優しい」「エコな葬法」という意見が多く、現代のペット愛好家の意識の変化を強く感じさせる。

アクアメーション装置「MOTHER」の特徴


「MOTHER」は、市街地の施設でも葬儀を執り行うことを可能にし、火葬に伴い起こる排煙や臭い、騒音の問題を解決した。これは、従来のペット火葬が郊外の火葬場で行われることが多かったため、利便性に欠けた点を大きく改善するもの。これにより、愛するペットとの最後の瞬間をより穏やかに迎えられるようになると期待されている。

今後の展望


今後は、ペット葬儀事業者に向けて装置の販売を進め、行政や専門家と連携を深めながら、慎重かつ段階的に普及を図っていく方針だ。サイカンシステム株式会社の代表、和田浩明氏は「この新たな選択肢が、環境に配慮しながら、家族の愛を温かく包むことを願っています」とコメントしている。

日本の葬送文化にも新しい風を吹き込むアクアメーション葬法は、ペットを愛するすべての人たちにとって心豊かなお別れの選択肢となるだろう。


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会社情報

会社名
サイカンシステム株式会社
住所
埼玉県さいたま市大宮区上小町535
電話番号

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