新たな通関事務所の開設
阪急阪神エクスプレスのケニア法人、INTRASPEED ARCPRO(KENYA)LIMITEDがこの度、ナイロビ近郊に新たな通関専用事務所をオープンしました。この事務所の設立は、2023年に改正されたケニアの輸出加工区(EPZ)に関連する適用法令への対応として行われました。
法改正の背景
2023年の法改正により、EPZ内の全ての貨物に対して通関手続きが義務化され、また事前に税関の許可を得る必要が生じました。これにより、来年以降の通関業務はより厳格な運用が求められることとなりました。在ケニア日本企業の中でも、これに対する対応が急務となっています。
事務所の立地と機能
新たに設置されたこの事務所は、ナイロビの中心部から約30kmの南東に位置し、交通の便が非常に良い場所にあります。ジョモ・ケニヤッタ国際空港からも車で30分程度でアクセス可能です。通関担当者が週3日、常駐することで、通関申告や各種手続きを迅速かつスムーズに行える体制が整っています。
お客様のニーズに応えるサービス
INTRASPEED社は、2024年以降の規制強化にも対応し、お客様のニーズに即した通関業務を提供することで、地域経済の活性化を目指しています。新事務所の開設は、お客様にとっても大きなメリットとなり、よりスムーズな取引が可能となるでしょう。
企業の歴史と今後の展望
INTRASPEED社は1999年に設立され、南アフリカやケニアにおいてビジネスを展開してきました。2018年には阪急阪神エクスプレスの子会社となり、アフリカ市場への進出を強化しています。今後は、さらなる拠点の拡充を図り、多様なサービスをお客様に提供していく方針です。
まとめ
新たに設置された通関事務所は、法改正に伴う厳格な運用が求められる中で、INTRASPEED社の強化されたサービス提供を意味します。アフリカ市場での地盤を固めつつ、今後も様々なニーズに応える体制を築いていくことでしょう。