文京学院大学が能登復興のためのチャリティプロジェクトを実施
文京学院大学が、能登半島地震や今年の豪雨により影響を受けた地域への支援を目的としたチャリティプロジェクト「能登まつり御膳(輪島塗)チャリティプロジェクト」を行います。このプロジェクトは、1月に発生した地震及び9月の豪雨により、多くの方々が被害に遭ったため、大学のフィールドワークの一環として、一般社団法人SAVE IWATEと共に進められています。
プロジェクトの中心には、経営学部の学生4名が関与しています。彼らは、既存のブレーメンズと呼ばれる震災復興支援団体に所属しており、昨年度からSAVE IWATEと連携している経緯があります。
この「能登まつり御膳」では、能登地方の豊かな食文化を象徴する輪島塗の漆器が特に注目されています。輪島の家庭では祭りの日に多くの人をもてなすために、20〜30人前の漆器を用意していることが一般的でした。しかし、震災によって多くの建物が倒壊し、不要となった漆器が大量に廃棄される事態が発生してしまいました。これを受けて、施設を管理する寺井理事長が被災した漆器を可能な限り回収し、清掃してから各地でチャリティ販売を行うことになりました。
学生たちは、大学祭を利用して多くの来場者に能登の復興支援を呼びかけられると考え、チャリティ販売への協力を申し出ました。このプロジェクトでは、デザインや制作も学生が手掛けた製品とともに、輪島漆器の販売収益がすべて能登の復興に寄付されます。
チャリティ販売会について
開催日時: 10月19日(土)10:00~16:00 / 10月20日(日)10:00~14:00
開催場所: 文京学院大学本郷キャンパス S館 B's Café内 ブレーメンズブース
内容: ・輪島まつり御膳セット
・輪島塗お椀単品
・輪島塗おひつ
・輪島塗お盆 などの販売
また、同時に「くるみのかごづくり教室」も開催されます。こちらは、SAVE IWATEの理事長である寺井良夫氏を招き、岩手県産のくるみ木皮を使用したかご作り体験ができます。定員は1日先着で4名で、参加費は19,800円(税込)です。
ブレーメンズチャリティショップ
文京学院大学では、東日本大震災の影響を受けた方々への継続的な支援を目的に「東日本大震災復興支援プロジェクト」を立ち上げています。これまでに学生たちによるクリエイティブな商品制作を行い、販売の売り上げを全額寄付する活動を続けています。これまでの寄付総額は567万2,200円に達し、多くの支援団体への寄付を行ってきました。この取り組みを通じて、地域再生や文化の継承にもつながるよう、学生たちは積極的に活動を続けています。
今回のチャリティプロジェクトは、文京学院大学が地域社会への貢献を意識した活動の一環として位置づけられており、特に能登地方の復興を後押しする重要なイベントとなります。皆様のご来場を心よりお待ちしております。