2024年12月3日、東北大学星陵キャンパスで、未来型医療創造卓越大学院プログラムが主催したネットワーキングイベント「東北大学星陵キャンパスを中心とした研究の社会実装とスタートアップ・エコシステムの可能性」が開催されました。このイベントは、新たな医療技術やスタートアップの取り組みを紹介し、ヘルスケア分野における社会実装の進展を目指すもので、参加者の関与を促進することを目的としています。
当日の会場には、学生、研究者、起業家、行政関係者、企業の代表などが集まり、未来医療の可能性についての示唆や実践事例が披露されました。特に注目を集めたのは、未来型医療創造卓越大学院プログラムのコーディネーターである中山啓子教授の開会の辞です。中山教授は、大学院のOBが属する企業やスタートアップとのファイナンスや共創活動の重要性について触れ、これらが形成するエコシステムの未来に期待を寄せました。
講演会セッション
イベントの第一部では、東北大学病院産学連携室、未来共創Lab、リジェネソーム株式会社の代表者がそれぞれの取り組みや共創の可能性についてプレゼンテーションを行いました。それぞれの発表では、学術と産業界の連携の重要性や、新技術の実用化に向けた課題が明らかにされました。特に、参加者の熱心な反応が見られたのは、具体的な事例を挙げた講演者の話でした。
ピッチ登壇セッション
第二部のピッチセッションでは、学生や若手研究者、起業家による4つのチームが自らの革新的なアイデアを発表しました。一つ目は、てんかんの療法に特化した薬剤選択支援AIの開発、次にエイジングに関する研究の推進方法、続いて研究者としての情報発信の技術、そしてイオントロニクス技術を使った経皮DDSといった、各分野での新たな取り組みでした。プレゼンテーション後には、参加者同士でのフィードバックセッションが設けられ、活発な意見交換が行われました。
懇親会では、参加者がリラックスした雰囲気で交流し、さまざまな協力の可能性が探られました。このようなネットワーキングの場を通じて、医療分野における新たなビジネスチャンスや技術的な壁を乗り越えるためのアイデアを共に育む重要性が再確認されました。
このイベントは、未来型医療を創出するための確かな一歩となり、今後も開催が期待されています。未来共創Labは、この取り組みをさらに深化させ、大学の研究シーズを社会実装化する力を高め、地域への還元を目指していく所存です。
未来共創Labの概要
未来共創Labは、メディカルビッグデータを活用した新たな商材開発と、企業や自治体との連携を強化することで、社会における課題解決を目指した活動を行っています。今後もエコシステムの構築に向けた取り組みを進め、多くの企業と共創した先進的なプロジェクトを実現するために努力を重ねていきます。
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、以下までお願いします:
日本システム技術株式会社 未来共創Lab担当:市原・崔(チェ)
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