NRIセキュアが経営層向けサイバーセキュリティ研修を開始
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、企業の経営層が直面するサイバーセキュリティリスクを理解するための新たなプログラム、「経営層向けサイバーセキュリティ研修」を本日から提供開始しました。この研修は、サイバー攻撃による情報漏洩や業務停止が企業にもたらすリスクを経営リスクとして捉え、経営層が認識すべき重要な対策を学ぶことを目的としています。
サイバー攻撃による情報漏洩は、企業にとって金銭的な損失だけでなく、ブランドの信頼性に対しても深刻な影響を及ぼすことがあります。そのため、経営層にとって必要な知識を深め、現場担当者との連携を図りながら、効果的な対策を講じることが求められています。
研修の内容
本研修は、座学と演習の2つのプログラムで構成されています。
1. 座学プログラム
経営層が知っておくべきサイバーセキュリティリスクについて、最新の動向や実際のインシデント事例を通じて学ぶことができます。このセッションでは、サイバーセキュリティの重要性とその経営における関係性を理解し、セキュリティ体制の構築や予算の割り当て方、有事の際の情報連携についての考慮すべき事項を解説します。また、演習プログラムで役立つ基本的なセキュリティの考え方についても共有されます。
2. 演習プログラム
演習では、サイバーセキュリティインシデントが実際に発生した場合の対応をシミュレーションします。具体的には、「対応状況の共有」「責任者の明確化」「システム停止の要否」など、経営判断が求められるさまざまな状況を想定し、経営層がどう行動すべきかを考えます。これにより、経営層の役割が明確になり、情報連携の方法も具体的に練習することが可能です。
演習は各企業の特性を考慮し、発生しやすいサイバー攻撃やセキュリティインシデントを想定した特有のシナリオを基に進められます。サプライチェーンに関連するグループ企業や委託先の状況も考慮することで、実際の業務に即した対策を学ぶことができます。
研修の実施時間
各研修プログラムは、数時間から半日程度で完了できる内容になっています。詳細な情報は、NRIセキュアの公式サイトで確認することができます。ここでは、さらに、現場担当者を対象にした「セキュアEggs」というセキュリティトレーニングプログラムも提供されており、サイバーセキュリティを学び始めたばかりの方にも最適です。
NRIセキュアは、今後も企業や組織の情報セキュリティ対策を支援する製品やサービスを提供し、安全で安心な情報システム環境の構築に寄与していく方針を示しています。