宇宙システムのセキュリティ
2025-04-09 15:50:43

航空自衛隊との連携で宇宙システムのセキュリティが強化へ

航空自衛隊との連携で宇宙システムのセキュリティが強化へ



スカイゲートテクノロジズ株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:粟津 昂規)は、株式会社Synspective(所在地:東京都江東区、代表取締役CEO:新井 元行)と共同で、航空自衛隊の「宇宙システムにおけるセキュリティ標準ガイドラインの作成」という事業を受注したことを発表致しました。このプロジェクトは、急速に進展する宇宙開発分野において直面しているサイバーセキュリティの脅威に対応するものです。

宇宙システムの脅威とその背景



近年、宇宙開発は急速に進展し、それに伴い人工衛星や地上局に対するサイバー攻撃の脅威が増しています。特に、2022年のロシアによるウクライナ侵攻では、実際に欧州の人工衛星ネットワークが攻撃された事例があり、宇宙システムは高度なサイバーリスクにさらされています。これに対し、国際社会は適応策を講じる必要があるとの認識を深めています。

日本国内でも、2025年2月には内閣府主催で宇宙システム全体の機能保証強化に向けた机上演習が実施される予定であり、宇宙分野への関心が高まりつつあります。このような背景を受け、航空自衛隊が求めるセキュリティ基準策定は、極めて重要な意味を持つといえるでしょう。

プロジェクトの目的



今回のプロジェクトにおいて、スカイゲートテクノロジズとSynspectiveは、それぞれの専門知識を活用して、宇宙システムのセキュリティ向上に寄与します。具体的には、航空自衛隊の要望に応じたセキュリティ標準ガイドラインを作成することで、より安全で信頼性の高い防衛システムの実現を目指します。

本案件は、両社が持つ技術と知見を結集し、宇宙とサイバーセキュリティの課題に取り組むことを狙いとしています。現代の複雑多様なセキュリティ環境において、国防に関わる宇宙システムの安全性を高めるためには、霊活なアプローチが不可欠です。

スカイゲートテクノロジズの取り組み



スカイゲートテクノロジズは、防衛領域のソフトウェアプロダクトおよびゼロトラストセキュリティ製品の提供を行う日本の防衛テックスタートアップです。独自に蓄積された技術は、宇宙やサイバーセキュリティ分野に関連する業務を通じて確立されています。代表の粟津氏は一般社団法人 Japan Space ISACの代表理事も務めており、その専門知識を業務に生かしています。

Synspectiveのビジョン



Synspectiveは、独自に開発した小型SAR(合成開口レーダー)衛星を駆使し、地球の変化を高頻度・高解像度で観測することを目指しています。2020年代後半までに30機の小型SAR衛星を展開し、自然災害や環境問題に対処する情報を提供する新たなインフラを確立する方針です。国際的なセキュリティ団体であるSpace ISACにも加盟しており、グローバルな視点からのセキュリティ対策にも貢献しています。

結論



スカイゲートテクノロジズとSynspectiveの連携によるこのプロジェクトは、日本における宇宙システムのセキュリティ強化に向けた重要なステップと言えるでしょう。最新のサイバー脅威に対する対応を進めることで、安心・安全な宇宙環境の整備が期待されます。今後の進展に注目です。

お問い合わせ先


スカイゲートテクノロジズ株式会社広報
E-mail: [email protected]

※防衛省や自衛隊に関する具体的なお問い合わせにはお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。


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会社情報

会社名
スカイゲートテクノロジズ株式会社
住所
東京都渋谷区代々木1丁目35番15号
電話番号

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