武蔵野大学中学校・高等学校とmikanの提携
2025年度より、武蔵野大学中学校・高等学校は、株式会社mikanの提供する英語学習アプリ「mikan for School」を導入する決定を下しました。これは単なるアプリの導入にとどまらず、同校の教育方針や生徒の学習意欲向上に大きく貢献するものと期待されています。
導入の背景と課題
武蔵野大学中学校・高等学校では、近年英語教育に力を入れているものの、いくつかの課題を抱えていました。例えば、生徒たちにとって英単語の学習が単調になりがちで、同じ問題を何度も間違えることが多く、その結果として学習のモチベーションの維持が難しいという問題です。
また、教員側にとってもテストの作成や課題の配信は負担が大きく、アプリを使用すること自体に「義務感」を持たせてしまう声もありました。このように、学習環境は必ずしも理想的ではありませんでした。そこで、原田校長の就任に伴い、実績のある「mikan for School」の導入が検討されることとなりました。
校長の信念と期待感
原田校長は以前の職場で「mikan for School」の効果を実感しており、この経験のもとで本校でもその利点を享受できると確信しています。校長が期待するのは、生徒たちが学びを楽しむこと。山本正淳先生は、アプリの特性として、キャラクターからの褒め言葉が生徒たちの心に響くと述べており、楽しみながら学習が進む環境ができることに大きな期待を寄せています。
「mikan」は、テスト形式においてもゲーム性を取り入れており、サドンデスバトルのように生徒を楽しませる仕掛けが施されています。このようなアプローチが、全体的な学習の質向上に寄与すると期待されています。更に、教科書に基づいた英単語の対応にも迅速に対応できるため、柔軟性を持った学習が実現できるとのことです。
武蔵野大学中学校・高等学校の教育理念
創立100周年を超える武蔵野大学中学校・高等学校は、仏教精神に基づく「こころの教育」と、探究・創造を重視した学びを特徴としています。変化の激しい現代社会に対応する力を育むため、双方向の探究型授業を実施し、生徒の好奇心や挑戦心を刺激する多様な授業や課題を展開しています。
「熱量」と「チャレンジ」を合言葉に、生徒たちは失敗を恐れずに挑戦する姿勢を育てています。この新たな取り組みが、今後の英語教育にどれほどの影響を与えるのか、注目が集まっています。
今後の展望
「mikan for School」は、ただのアプリではなく、武蔵野大学中学校・高等学校における英語教育改革の強力な武器となるでしょう。この導入を通じて、生徒の学習効率向上と教員の業務負荷軽減が期待されています。今後、学校とアプリの協力によって、英語教育の新たな可能性が広がっていくことでしょう。
会社概要
株式会社mikanは、東京都千代田区に本社を構える教育系サービスの開発・運営を行う企業です。英語アプリ「mikan」や、学校や塾向けの「mikan for School」を展開し、質の高い教育を提供することを目指しています。