工学実験教室2024
2024-08-25 21:17:12

岡山大学が開催した小学生向け工学実験教室2024の様子

岡山大学が開催した小学生向け工学実験教室2024の様子



2024年8月7日、国立大学法人岡山大学の津島キャンパスにて、小学4年生から6年生を対象にした「小学生のための工学実験教室2024」が開催されました。これは、岡山大学の総合技術部が主催し、今回で15回目の開催となるもので、参加者は小学生にその兄弟姉妹や保護者を含む多くの家庭です。

今回の教室では、「スペクトル分光器を作ろう」と「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」という2つの目的で、各定員10名の参加者が集まりました。

スペクトル分光器制作体験



「スペクトル分光器を作ろう」というテーマでは、技術職員がまず光のスペクトルや分光器の構造について説明を行いました。その後、子どもたちは自らはさみやカッターナイフを使って台紙から分光器のパーツを切り出しました。続いて、色を分けるための回折格子や波長を測るスケールを貼り付けて箱型に組み立てました。完成した分光器には自分の好きな色を塗ったり、絵を描いたりして、自分だけの作品を作り上げました。最後には、白色光を分ける様子を観察しました。子どもたちは、白い光が虹色に変わることに驚き、楽しそうに様々な光の色を観察していました。

3Dプリンターでの貯金箱制作



次の「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」では、参加者は2つのグループに分かれて活動しました。1つは貯金箱のフタのデザインをするグループで、簡易なモデリングソフトを使い、技術職員とテクニカルリサーチャーのサポートを受けながら各自の創造的なデザイン案を完成させました。もうひとつのグループでは、アクリル絵の具で自らの貯金箱本体を塗り、自分の好みに仕上げていきました。

この間に、工作センターの機械を見学するツアーも行われ、参加者は大学の技術を直接目にする貴重な機会となりました。

参加者の感想



イベントの最後に行われたアンケートでは、「親子で楽しむことができた」とか、「大学の雰囲気を感じられた」という感想が寄せられました。この取り組みが、子どもたちにとって楽しい夏休みの思い出となったことが伺えます。

また、初めての地域貢献活動に参加したテクニカルリサーチャーの緒方隆太さんは、「小学生の素直な質問に驚かされました。異なる考えに触れることで自分の創造力もしっかりと養われた」との感想を述べました。

総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事・副学長は、「参加者に感謝の意を表し、モノ作りの難しさや完成した際の喜びを体感してもらえたら嬉しい」と語り、今後もこのようなイベントを続けていくことについて意気込みを語りました。

岡山大学総合技術部は、今後も地域の子どもたちが科学の楽しさに触れることができる活動を継続し、より多くの子どもたちに魅力的な科学体験を提供していく予定です。引き続き、地域に根ざした特色ある研究大学としての活動にご期待ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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