ソニーマーケティングとArc＆Beyondが協力して少年院での教育支援を開始

ソニーマーケティングとArc＆Beyondの教育支援プロジェクト

ソニーマーケティング株式会社と一般社団法人Arc & Beyondが、新たに少年院に向けたプログラミング教育の取り組みを始動しました。このプロジェクトは、在院者が社会復帰を果たすための支援を目的としています。教育プログラムには、ソニーのIoTブロック「MESH™」が活用され、在院者が身近な問題を解決するスキルを身につけることを目指します。これにより、出院後の選択肢を広げ、社会との接点を強化することを狙っています。

学びの重要性

人が成長する過程において、学びの機会は非常に重要です。特に若年層においては、適切な教育を受けることで社会の一員として自立する道が開かれます。このことは犯罪や非行の経験がある若者にも当てはまり、誰しもが学ぼうとする意欲を持っているのです。ソニーマーケティングでは、こうした課題を解決するために、Arc & Beyondと連携したプログラミング教育プログラムの開発を行っています。

このプログラムは、2021年から実施してきた模擬授業の成果を踏まえており、参加者が実際に使用する「MESH」はプログラミングの専門知識がなくても楽しく学ぶことができるツールです。

プログラムの内容

今回導入するプログラムでは、在院者がセンサーとプログラミングを駆使して具体的な課題解決に取り組みます。このプロセスを通じて、自ら考え、行動する力を育み、成功体験を重ねていくことを目指します。また、自己効力感を高め、必要な情報を活用する力を養うことで、将来的な問題解決能力を育むことが期待されます。

法務教官に向けた研修も実施され、指導方法や教育サポートの提供が行われます。これにより、長期的にプログラムの実施が可能となり、継続的な教育支援が成り立ちます。