Datadogの新機能
2024-12-03 10:43:13

DatadogがAWS re:InventでAI/ML向け監視機能を発表

DatadogがAWS re:Inventで新たな監視機能を紹介



2023年12月、ラスベガスで開催された
the AWS re:Inventで、Datadog, Inc.は自身の強力なオブザーバビリティプラットフォームをさらに拍車をかける新たな機能を発表しました。特に、AIおよびML関連のアプリケーションにおける高度なモニタリング機能が注目されています。この発表は、DatadogがAWSサービスに向けた持続的な投資を続けていることを示しています。

特徴と利点


Datadogのプロダクトは、AIおよびMLモデル、サーバーレスアーキテクチャ、コンテナ化された環境といった、企業の技術インフラ全体に対応していることが特徴です。高い柔軟性とスケーラビリティを有するDatadogは、AppFolioやAsana、Maersk、Cash App等、多様な企業との100を超えるユニークな統合を介してAWSの監視を実現し、多様なニーズにも応えています。

最高製品責任者のヤンビン・リー氏は、企業規模でのオブザーバビリティの重要性が高まっていると述べ、AI、クラウド移行、サーバーレス機能のトレンドが、企業がリソースの監視や最適化を急務に感じる背景を語りました。これにより、企業はLLMの使用状況やインフラストラクチャーのパフォーマンスをより深く理解できるようになります。

AI/ML機能の発展


Datadogは100以上のAWSサービスと統合することで、AIおよびMLアプリケーションの監視機能も充実させています。これにより、AWS TrainiumやAWS Inferentia MLチップのパフォーマンスをモニタリングし、安全で効率的なリソース管理を実現します。これにより、企業は必要に応じて迅速にインフラをスケーリングでき、サービスの中断を回避できます。

さらに、Amazon Qは自然言語を用いた操作を可能にし、Datadogでのクエリ実行が簡易化されています。これにより、開発者は直感的にインフラの状態を把握し、運用時の効率を向上できるでしょう。また、Amazon BedrockやAmazon SageMakerを通じて、AIモデルの使用状況やパフォーマンスに関する詳細なデータの収集が可能になります。

実際の導入事例


AppFolioの製品担当バイスプレジデント、カイル・トリプレット氏は、Datadogの「LLMオブザーバビリティ」がどう役立っているかを記しています。この機能により、同社は生成AIアプリケーションのパフォーマンスを正確に把握でき、ユーザーの体験向上に寄与しています。ネガティブなやり取りの問題を事前に察知し、迅速に修正できるのです。

Cash Appの機械学習エンジニアリングマネージャー、ジェームス・アダムズ氏も、Datadogを使用することでSageMakerが抱える問題を効果的に解決できたと述べています。負荷テストを通じて、想定以上のトラフィックに耐えることができることも確認しました。

一方、andsafeのクラウドソリューションエンジニア、マルセル・ドレクスラー氏は、自社インフラの管理にAWSを一貫して使用しており、Datadogのコンテナモニタリング機能によってリソースの消費を効率的に管理・削減することができたと指摘しています。

参加のすすめ


AWS re:Inventの公式ウェブサイトで確認できるように、Datadogは今回のイベントにおいてブース#832および#1728を出展する予定です。新機能や製品のプレゼンテーションを通して、参加者に直接その価値を体験していただけます。

また、AWS re:Inventでの発表内容を簡潔にまとめたウェビナーも開催予定です。詳細は公式サイトから確認できます。

Datadogについて


Datadogは、クラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティとセキュリティを提供する統合プラットフォームです。Intergatedな監視機能により、ユーザーはリアルタイムでのデータを基にした視覚的分析やレポート作成が可能になります。企業のデジタルトランスフォーメーションやクラウドへ移行を効果的に進めるため、幅広い業界での導入が進んでいます。これにより、開発、運用、ビジネスチームにおける協力促進が実現しているのです。


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会社情報

会社名
Datadog Japan合同会社
住所
東京都千代田区丸の内2丁目7−2JPタワー 19F
電話番号

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