国産キウイ「Yanoon7」初収穫
2023-10-06 10:00:03
埼玉県狭山市の観光農園で国産オリジナルキウイ「Yanoon7」初収穫!スマート農業で高品質キウイを実現
埼玉県狭山市の観光農園で国産キウイ「Yanoon7」が初収穫!
埼玉県狭山市にある観光農園「狭山ベリーランド」で、MIKO JAPANが開発した国産オリジナルキウイフルーツ「Yanoon7」の初収穫が成功しました。8万㎡という関東最大規模の農園で栽培されたこのキウイは、ICT技術を駆使したスマート農業によって、高品質で安定した生産を実現しています。
スマート農業で栽培効率を向上
MIKO JAPANは、キウイ栽培専用アプリを導入することで、葉量や着果量の計測、剪定作業のデータ管理を効率化しました。このアプリは、複雑なデータ管理を簡略化し、生産性を向上させる上で重要な役割を果たしています。
効率的な選果でコスト削減
収穫後の選果工程では、MIKO JAPANが推奨する小型選果機を採用することで、大規模な選果機を必要とせず、コストを従来の半分以下に抑えています。この小型選果機は場所を選ばずに設置でき、迅速な選果と品質維持を実現。これにより、高品質なキウイを安定的に供給し、消費者に届けやすく価格も維持できる体制が整いました。
品質にこだわった3段階の選果基準
「Yanoon7」の選果は、手作業と目視検査によって行われ、「CLASS1(一級品)」、「CLASS2(良品)」、「CLASS3(格外品)」の3段階に分類されます。傷や擦れなど、食味に影響のないものは「CLASS1」として販売され、多少の傷がある「CLASS2」もオンラインストアで数量限定で販売されています。SDGsの観点からも、品質に問題のないキウイを無駄なく販売する取り組みが行われています。
生産者である森田さんの声
狭山ベリーランドの森田さんは、Yanoon7栽培の責任者として、プロジェクトへの参加理由や取り組みについて語っています。新品種でありながら高品質なYanoon7の栽培に魅力を感じたこと、そして栽培から販売までトータルサポートを受けられる体制が整っていた点が決め手だったと述べています。
ニュージーランドで主流のストリンギングという栽培方法を採用したことで、光合成効率の向上と収穫量の安定化に成功。一方、霜害や仕上がりのばらつき、受粉のタイミングなど、自然の影響を受ける課題にも直面したとのことです。しかし、これらの課題は経験を積むことで克服できると前向きに捉えています。
また、キウイ栽培の第一人者である末澤先生(Orchard&Technology株式会社)が構築したマニュアル化された栽培方法は、高齢者でも栽培可能で、大規模化や異常気象にも対応できる優れたものだと評価しています。このプロジェクトが新規生産者の参入を促進し、雇用創出や地域貢献にもつながると期待を寄せています。
Yanoon7の特徴
Yanoon7は、長楕円形で70~80g程度の大きさ。薄緑から黄色の果肉を持ち、糖度は17~19%程度と、酸味が少なく芳醇な甘さが特徴です。9月下旬から10月初旬が成熟期です。
販売について
CLASS1のYanoon7は10月13日から店頭販売が開始。CLASS2は10月10日からMIKO JAPANの公式オンラインストアで予約販売が開始されています。
MIKO JAPAN国産キウイプロジェクト
2021年にスタートしたこのプロジェクトは、日本のキウイ需要の高まりに対し、国内生産が追いついていない現状を背景に立ち上がりました。国内生産に適した品種の提供やスマート農業指導プログラムの開発、販売支援体制の構築によって、新規参入のハードルを下げ、生産者の安心を支えています。「エブリデイキウイ」のスローガンのもと、多くの人に毎日キウイを楽しんでもらえる未来を目指しています。
会社情報
- 会社名
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MIKO JAPAN 株式会社
- 住所
- 東京都新宿区西新宿1-4-11
- 電話番号
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