ミシュランホテル評価開始
2024-07-04 13:36:19

アジア初!ミシュランキーがホテルセレクションに登場!日本全国の宿泊施設を3段階評価

アジア初!ミシュランが宿泊施設を評価する「ミシュランキー」を発表



ミシュランガイドが、日本全国のホテル・旅館を対象に、個性あふれる魅力的な宿泊施設を3段階のキー(鍵のマーク)で評価する「ミシュランキー」を発表しました。7月4日より、ミシュランガイド公式ウェブサイトおよびアプリで公開され、国内外問わず誰でも無料で閲覧できます。

レストランの星が優れたレストランの指標であるように、ミシュランキーは個性あふれる魅力的な宿泊施設の道しるべとなることを目指しています。アジアで初めてのミシュランキーは、日本全国の素晴らしい宿泊施設108軒に付与され、ミシュランガイドのセレクションチームによって厳選された、優れた体験を提供するホテルが予約可能になりました。

ミシュランキーはどのように評価されるのか?



ミシュランキーは、レストランセレクションで優れた料理体験を示す星のように、ホテルセレクションで最も優れた滞在を提供する宿泊施設を示しています。単に素晴らしいアメニティを備えているかではなく、多様な角度から各ホテルの体験を評価し、旅行者に新しいベンチマークを示すことを目的としています。

# ミシュランキーの定義



1ミシュランキー(ワンミシュランキー):独自の個性と魅力を持った目的地。型にはまらず、他にはない体験を提供している。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案している。
2ミシュランキー(ツーミシュランキー):思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別な宿泊施設。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営している。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している。
3ミシュランキー(スリーミシュランキー):快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供。世界で最も注目に値する最上級のホテルのひとつであり、一生に一度の特別な旅の目的地となる。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残る。

ミシュランキーの評価基準



ミシュランガイドのセレクションチームは、匿名の滞在や訪問に基づいて、以下の5つの評価基準でミシュランキーを決定しています。

1. ホテル自体が旅の目的地であり、その土地ならではの体験ができる
2. 素晴らしい建築とインテリアデザイン
3. サービスの質、快適性、メンテナンスが行き届いている
4. 価格に見合った体験ができる
5. 施設の個性やユニークな特徴を反映した独自性がある

3ミシュランキーに輝く6つの宿泊施設



3ミシュランキーを獲得した6つの宿泊施設は、世界で最も素晴らしい滞在を体験できる場所として、高い評価を得ています。

強羅花壇(神奈川県箱根町):富士山の麓に位置する箱根国立公園の真ん中、かつての離宮跡地に佇む旅館。現代的な建築と伝統的なスタイルが融合し、雄大な田園風景に囲まれています。洋室と和室を備え、木や石の露天風呂をしつらえる客室、巨大な岩を見上げられる屋外温水プールが印象的です。
ホテル ザ ミツイ キョウト(京都府京都市):かつての三井総領家の邸宅跡に建てられたホテル。アンドレ・フーと日本のアーティストや建築家によってデザインされた160室の客室を備え、二条城の真向かいにあるホテルのエントランスは、300年の歴史を持つ梶井宮門をくぐり、静寂の空間へ誘います。ホテルは1,300平方メートルの壮大な中庭を囲み、地下に沸く天然温泉と素晴らしいスパを提供しています。
アマネム(三重県志摩市):日本で育まれた伝統的な美意識を基調とした現代的な空間で、日本らしいおもてなしを提供しています。ケリー・ヒル氏による建築は、日本的であると同時に、現代的。伊勢志摩国立公園を見渡すこのホテルのスイートとヴィラからは、英虞湾の美しい景色を眺めることができます。客室はすべてプライベート温泉付き。
パレスホテル東京(東京都千代田区):皇居の緑豊かな庭園の一部に滞在しているかのような好立地。皇居と首都の街並み両方の景色を思い出に持ち帰れる特別な場所です。落ち着いた建築とデザイン、モダンジャパニーズのインテリアは重厚で、慎重に検討され、巧みに配置されています。ホテルが提案する多くの設備とサービスの一つがエビアンスパ。世界に知られる、レマン湖のほとりのユニークなエビアンスパを東京で体験できます。
フォーシーズンズホテル東京大手町(東京都千代田区):皇居の東御苑を見下ろす高層階に位置するホテル。上品なインテリア、贅沢な設えの快適な空間です。日本的な装飾と禅のインスピレーションを取り入れたラグジュアリーなスパ、高級なレストランやバーも備えたホテル。
ブルガリホテル東京(東京都中央区):日本の首都にもかかわらず、イタリアにいるような気分を味わうことができるホテル。銀座、日本橋へのアクセスもよく、高層ビルの最上階にあるイタリアンクラシックスタイルのインテリア。客室とスイートはモダンイタリアンで、さりげなく日本のアクセントを取り入れた贅沢な空間。建築家パトリシア・ヴィエル氏とアントニオ・チッテリオ氏は、イタリアそのものを感じる空間の創出に見事に成功しました。

2ミシュランキーに輝く17の宿泊施設



2ミシュランキーを獲得した17軒のホテルは、遠回りする価値のある素晴らしい滞在を提供する宿泊施設として、高い評価を得ています。

ベネッセハウス(香川県直島町):瀬戸内海に浮かぶ小さな孤島に位置するホテル。アートコレクターの福武總一郎氏とプリツカー賞を受賞した建築家、安藤忠雄氏のコラボレーションです。芸術への愛を形にしたこのホテルには、ジャクソン・ポロック氏からジェームズ・タレル氏まで、アーティストの個性的な作品やこのホテルのロケーションにふさわしいインスタレーションを置いています。島と海の景色を望む客室に加え、美術館で夜を過ごしているような空間は、唯一無二の体験を提供します。
ふふ河口湖(山梨県富士河口湖町):32室のモダンな旅館スタイルのホテル。完璧な静けさ、環境に配慮した経営、天然素材とオーガニック素材にこだわった建築やインテリアなど、建物とコンセプトが巧みに構成されています。どの客室からも富士山を一望できるのも魅力の一つ。新鮮な地元の食材を使用した会席料理はその土地の魅力に溢れています。
ユサンディ(沖縄県石垣市):沖縄県石垣島に建つ、美しいビーチ、透明度の高い海、亜熱帯林に囲まれた5つのヴィラのみのホテル。建築家の團紀彦氏の情熱的なプロジェクトにより建てられました。雄大な自然環境に溶け込むように設計されたラグジュアリーでミニマルなホテル。
西村屋本館(兵庫県豊岡市):日本の伝統的な田舎旅館の一つ。美しい設えの和室、会席料理、温泉でもてなす、正統派旅館です。
ENOWA YUFUIN(大分県由布市):自らの宿を「ボタニカル・リトリート」と呼んでいます。静かで贅沢な隠れ家は、山に囲まれた自然豊かな地。大きな窓とオープンエアのスペースから自然を招き入れるモダンな建築が特徴のホテルは、土を作り、食材を育てる「農場主導」の料理で締めくくります。
ザ・キャピトルホテル 東急(東京都千代田区):251室の客室を備えながら、ゲストが自然を感じられる数少ない東京のホテルです。隈研吾氏が設計する建物はすっきりしたラインとミニマルな美学が特徴で、和の空間を作り出しています。
ジャヌ東京(東京都港区):都会の中でも最新鋭のホテルの一つ。アマンのヤングジェネレーション向けブランドであるこのホテルは、8つのレストラン、スパ、ウェルネスセンターを備え、滞在するゲストを飽きさせることはありません。

1ミシュランキーに輝く85の宿泊施設



1ミシュランキーを獲得した85軒の施設は、ロケーション、コンセプト、ホスピタリティ全てにおいて、多様性に富んでいます。

ししいわハウス軽井沢(長野県軽井沢町):プリツカー賞を受賞した坂茂氏や西沢立衛氏など、日本を代表する近代建築科の邸宅コレクション。牧歌的なロケーションに、洋室、和室のスタイリッシュな客室を備えた3棟の別棟からなるホテルです。
東京ステーションホテル(東京都千代田区):東京駅で行きかう旅人を温かく迎えてきたホテル。天井の高い風格のある大きな客室、スマートカジュアルから高級レストランまで様々なバーやレストラン、クラシックな赤レンガの優雅さとは対照的な、モダンでミニマルなスパなど、ファーストクラスのモダンなホテルです。
ザ・ひらまつ ホテルズ&リゾーツ 宜野座(沖縄県宜野座村):平和な旅やユニークな逃避行におすすめの閑静なヴィラスタイルのリゾート。半島の先端にあり、森林地帯により町から隔たれ、ひっそりと佇んでいます。ツインルームからヴィラまで、多様な19室の客室を備える贅沢な造り。全フロアから海を臨むプライベートテラスにジャクージを備え、ゲストはスパや、伝統的な沖縄料理とフランス・イタリアの料理を組み合わせたレストランを利用できます。
里山十帖(新潟県南魚沼市):献身的で持続可能なホスピタリティを推進する宿。魅惑的な山々の奥深くに佇み、環境に配慮する感性と、何世紀にもわたり受け継がれてきた古民家の伝統を併せもつ宿。明るく清潔で静かな佇まいを維持しながら、厳しい冬を越すために設計された田舎の木造家屋敷を融合させています。
* 源氏京都(京都府京都市):鴨川を望む素晴らしいロケーション、モダン建築とインテリアを備えたホテル。ホスピタリティ溢れるデザインがそこかしこに感じられます。伝統と革新、異文化の融合を感じられる客室は、ミニマルでありながら京都の職人技が細部にまで行き届いています。

ミシュランガイド公式ウェブサイトで詳細を確認しよう!



ミシュランガイドのホテルセレクションは、ミシュランガイド公式ウェブサイトとアプリにて無料でご覧いただけます。これらのデジタルプラットフォームでは、全てのおすすめホテルを最適な価格で直接予約可能です。ミシュランガイドでは、旅行中や、旅行の準備をするユーザーをサポートするために、ミシュランの正社員であるトラベルエキスパートによるコンシェルジュサービスも提供しています。

ミシュランキーは、フランス、アメリカ、スペイン、イタリア、日本に続き、9月には北中米、タイ、10月にはイギリスで発表予定です。

ミシュランガイドとは?



ミシュランガイドは、1900年にフランスで発行された、当初はドライバーのためのガイドブックでした。タイヤの使い方と修理方法、自動車修理工場のリスト、ガソリンスタンド、ホテルやレストランなどの実用的な情報が多数掲載されていました。ミシュラン兄弟が目指したのは、自動車の活用を促進し、ひいてはタイヤ市場を発展させていくために、旅をより安全で楽しいものにすること、つまりモビリティを向上させることでした。

1911年にヨーロッパ中を網羅したガイドブックが完成し、1926年、「おいしい料理を星の数で表す」評価法がスタートしました。ミシュランガイドはまたたく間に美食ガイドの代表格となり、2005年には北米に進出し、2007年には『ミシュランガイド東京2008』がアジア初として発行されました。

現在、ミシュランガイドは世界で約50エリアに及び、レストラン、ホテル、観光地など、幅広い分野で評価を提供しています。

ミシュランのサステナビリティへの取り組み



ミシュランは「すべてを持続可能に」という企業ビジョンのもと、人、地球、利益の三方良しの理想を叶え、2050年までに100%持続可能なタイヤを製造することを約束しています。大西洋で帆船による海上輸送の推進、東南アジアの天然ゴム栽培および森林保全の最適化、自動車産業の電動化への貢献など、グローバルに脱炭素への取り組みを進めています。


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