セルフフォトウェディングの新しい形を探る！2025年調査結果が示す変化

セルフフォトウェディングの注目度上昇

新たなウェディングフォト市場の傾向を示す実態調査が、合同会社yuenによって実施されました。この調査では、2025年4月から8月にかけて、セルフフォトスタジオ「yuen wedding」の利用予定者525名に対するアンケートが行われ、その結果、結婚式に対する価値観が大きく変化していることが明らかになりました。

調査概要

調査は、yuen weddingの六本木・梅田・名古屋の各店舗を利用する予定のカップルを対象に実施。結婚式の実施が未定の層が多く、その背景には新たな結婚観の変化が隠されています。従来型の「前撮り」という営みから一歩踏み出し、「ウエディングフォトは残したい」という意識の高まりが見て取れます。

重要な発見1: 結婚式未定層の台頭

調査結果によると、結婚式未定層が過半数である290件（55.2%）を占めています。これは結婚式を挙げないカップルが増えていることを示し、それに伴い必要とされることが変化しています。

- 結婚式未定層: 290件（55.2%）
- 前撮り層: 218件（41.5%）
- 後撮り層: 16件（3.0%）

この背景には、結婚式を挙げずとも写真として非日常の瞬間を記録したいというニーズが存在していると言えます。特に、「入籍記念のフォト撮影」が43.4%を占めている点には、現代のカップルの新たな記念撮影の姿勢が鮮明に表れています。

重要な発見2: ニーズの多様化

それぞれの層に見られる利用目的やニーズは全く異なっています。特に結婚式未定層では、入籍記念フォトや記念日の思い出に対する需要が多く見られ、前撮り層ではウェルカムボード等、結婚式準備に必要なアイテムとしての利用が重視されています。一方後撮り層は、よりリラックスした雰囲気での記念撮影を求めている傾向が強いです。

- 結婚式未定層の利用目的:

- 入籍記念フォト: 126件（43.4%）
- 記念日の思い出: 104件（35.9%）
- スタジオ前撮り: 89件（30.7%）

- 前撮り層の利用目的:

- ウェルカムボード: 133件（61.0%）
- ペーパーアイテム（プロフィールブック）: 131件（60.1%）
- スタジオ前撮り: 123件（56.4%）

- 後撮り層の利用目的:

- 記念日の思い出: 10件（62.5%）
- スタジオ前撮り: 5件（31.2%）
- デートに: 3件（18.8%）

重要な発見3: Instagramの影響力

さらに、yuen weddingを知った経路としてInstagramが284件（54.1%）を占める結果となり、若い世代が視覚的な情報に敏感であることが分かります。SNSの利用が増える中で、伝統的な情報収集のあり方が変わりつつ起きている点にも注目が必要です。

利用者の声と高評価

実際にサービスを利用した顧客からは、「リーズナブルな価格でプロ並みの写真が撮影でき、恥ずかしがらずに自然な表情が残せた」という感想が寄せられています。また、ドレスの着放題やデータの即日受け取りなども好評を博しています。

代表のコメント

合同会社yuenの福田代表は「今回の調査で、従来の前撮り概念を大きく超えた多様なニーズが存在することが明らかになりました。結婚式についての新たな考え方、特に結婚式を挙げない層へのアプローチを今後も強化していきたい」と話します。これは、カップルのニーズに応える新しいサービスの広がりが、今後の市場にも変化をもたらす可能性を秘めています。