QB HOUSEが新たに導入した従業員コミュニケーションアプリ「Qプラ」について
キュービーネットホールディングス株式会社が展開する理美容業界は、常に変化と革新が求められています。その中で、同社は新たな従業員コミュニケーションアプリ「Qプラ(キュープラ)」を導入しました。このアプリは、コミューン株式会社が提供する「Commune for Work」を基盤に構築され、従業員同士の情報交換やつながりを促進するための重要なツールとなります。
「Qプラ」の背景と目的
国内外で700店舗以上を展開するQB HOUSEでは、従業員数が3,000人を超えています。理美容業界は、機械やAIでの代替が難しく、人手不足が深刻な状況にあります。そのため、同社は「人材の確保と定着」を企業の成長のための鍵と位置付けています。しかし、各店舗は少人数で運営されているため、他店舗の様子や社全体の動きが見えづらく、情報の非対称性が生じやすいのが実情です。その結果、従業員間で孤立感や情報格差が生まれています。
従来の社内広報の方法では、発信と受信のギャップが存在し、情報が十分に伝わらないことが多かったため、この状況を打破し、従業員が安心して業務に取り組める環境を整える必要がありました。そこで、リアルタイムでの情報共有を可能にする「Commune for Work」が導入されたのです。
「Qプラ」の特徴
「Qプラ」は、ただの社内報や掲示板にとどまらず、従業員が気軽に学びやつながりを深める場として機能します。このアプリの特徴は以下のような点です。
- - 直感的なデザイン: シンプルな操作性で、使いやすくデザインされています。
- - リアルタイム情報発信: 全国の仲間の活躍や情報をニュースサイト感覚で発信・閲覧できます。
- - 双方向のコミュニケーション: 代表からのメッセージや、記事に対するコメント機能があり、従業員同士の意見交換を促します。
- - リアクション機能: 記事ごとに様々なリアクションスタンプを押すことが出来、感情を共有する仕組みが整っています。
- - Eラーニング機能: ヘアカット技術や接客ノウハウを動画で学べる機能が備わっています。
導入の経緯
広報担当者の平山貴之氏および運営担当の宮城志歩氏によると、コミュニケーションツールの選定は、特に美容師や理容師がスマートフォンを用いることが多いという点が重要視されました。これにより、独自のアプリ「Qプラ」をリリースする運びとなりました。
今後の展望
今後QB HOUSEでは、グループ内でのイベントや従業員のインタビュー、表彰投稿などを通じて、エンゲージメントをさらに高めていく計画で、アプリの利用率80%以上を目指しています。組織の力を最大限に引き出すことで、従業員が「QBグループで働いていてよかった」と感じられる環境作りに取り組んで行きます。
ウェビナーの開催
社内コミュニティに関心がある方を対象に、導入背景を詳しくお話しするウェビナーを開催します。ぜひ参加してください。詳細は公式サイトをご覧ください。
まとめ
「Qプラ」の導入は、キュービーネットホールディングス株式会社が従業員同士のコミュニケーションを強化するための大きな一歩です。同社は、これを通じて組織の一体感を高め、持続的な成長を図る考えです。今後の展開に注目です。