ケミトックス、海洋生分解性試験の新たな認定を取得
株式会社ケミトックスは、東京都大田区に拠点を置く企業で、生分解性試験の受託サービスにおいて、日本バイオプラスチック協会(JBPA)から海洋生分解性試験の登録試験所として認定されました。この認定は、環境への配慮が求められる現代において、特に重要なステップとなります。
生分解性試験の重要性
生分解性プラスチックの需要は年々増加しており、企業や消費者は環境に優しい製品を求めています。ケミトックスでは、国際基準に則った試験を行うために最新の設備を整えています。その結果、昨年2月にはコンポスト環境での生分解度を評価するJIS K 6953-2 (ISO 14855-2)に基づく試験方法でもJBPAから認定を受けており、今後は新規登録に必要な試験を自社で実施することが可能になります。
新たな試験方法の追加
さらに、最近ではJIS K 6950 (ISO 14851)、JIS K 6951 (ISO 14852)に基づく試験方法についても登録試験所としての認定を得ました。また、海洋環境での生分解度を評価する一連の試験方法であるISO 18830、ISO 19679、ISO 23977-1/-2、ISO 22404、およびASTM D6691に関しても、同様に認定を受けており、業界の信頼を集めています。
施設の強化とグローバルなネットワーク
ケミトックスは山形県新庄市に新庄試験センターを設立し、多様な生分解性試験装置を導入することで業務をさらに拡大しています。また、海外の試験所や認証機関との連携も強化しており、国内外の顧客に対し、試験から認証取得の支援までワンストップでのサービスを提供しています。これにより、2025年までに海外認証機関からも試験所認定を受けることを目指しています。
環境への貢献
ケミトックスは単に試験を行うだけではなく、企業が環境に配慮した製品を市場に提供するためのサポートを行っています。これにより、自社だけでなく、さまざまな産業が環境負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
企業情報
株式会社ケミトックス(東京都大田区上池台1-14-18)は、1975年に設立された企業で、資本金は9800万円です。主な事業内容は、生分解性試験の実施や生分解性認証取得のサポートに加え、海外規格試験の実施やリサイクル材の認証取得支援など多岐にわたります。特に生分解性技術においては、国内での試験・評価に留まらず、国際的な標準に基づく認証取得のサポートを行っています。
ケミトックスの活動は、企業の環境責任を果たすための重要な一歩となるでしょう。彼らのさらなる発展が期待されます。