仕事でのAIツール利用実態調査の結果
株式会社エムフロが、仕事でAIツールを使用したことのある男女499人を対象に「仕事でのAIツールの利用実態に関する意識調査」を実施しました。この調査は、AI技術の進化や一般化に伴う働き方の変化を把握することを目的としており、得られたデータはランキング形式で集計されました。
調査の概要
調査は2023年5月20日から21日の間にオンラインで行われ、499人から有効な回答を得ることができました。回答者は、女性315人、男性184人で、年代は20代から60代以上まで幅広く分布しています。
主な結果
1.
AIツールの使用頻度の変化
調査に参加した人の中で、1年前に比べてAIツールの使用頻度が増えたと答えたのは85.2%に上ります。
2.
使用頻度が増えた理由
最も多かった理由は「効率がいい」であり、そのほかにも「文章作成で使うことが増えた」「精度が上がった」などの理由が上げられています。
3.
主な使用業務
AIツールを活用する業務としては「メールでの連絡」が最も多く、次いで「アイデア出し」「資料作成」などが続きました。
AIツールの活用が増えた理由
調査の結果、AIツールの使用頻度が増えた理由について詳しく見ていきます。
1. 効率良さの実感
多くの回答者が業務の効率化を実感しており、特にメール作成や文章要約、情報整理の分野でその効果が顕著です。AIツールを使用することで、従来よりも短時間で高品質な成果物を得られるようになったとのこと。
2. 文章作成の支援
文章作成もAIにとって得意な分野で、多くの人が日々の業務でAIを活用しています。特に報告書や議事録などの作成には、AIの助けを借りているケースが目立ちます。
3. 精度向上と一般化
AI技術が進化する中、精度の向上も重要な要因です。かつては情報の信頼性に疑問があったAIも、今では多くの業務で安心して利用できるツールとなっています。また、周囲の利用状況によって利用のハードルも下がり、同僚がAIを使っているという付随的要因も影響を与えています。
今後の学びの意欲
調査では、仕事でのAI活用に向けてさらに学びたいと答えた割合は90.6%に達しました。多くの人がAIの活用方法を深める意識を持っており、効率を追求しつつ、さらなる学びを希望しています。
まとめ
AIツールを活用することで業務効率が向上し、その利用が広がりつつある傾向が見えています。AIを日常業務のパートナーとして位置づける人々が増え、その結果、職場でのAI利用が一般化していることが明らかとなりました。今後、AIとの共存を模索しながら、さらなる業務改善に努めていくことが求められます。
監修者の考察
東北大学大学院の講師である閻亜光氏は、今回の調査結果からAIツールが日本の職場に浸透している様子を読み取っています。特に思考をサポートする存在としてのAIの2大要素、すなわち効率性と精度の重要性が浮かび上がってきました。今後、倫理的な観点からの利用ルールも含め、私たちはAIをどのように利用していくべきかを考えていく必要があります。