ポイ活アプリ『トリマ』とトムトム・トラフィックの連携
ジオテクノロジーズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:八剱 洋一郎)は、同社が運営するポイ活アプリ『トリマ』から得られるプローブデータを、世界的に展開するトラフィックサービス『トムトム・トラフィック』に提供し始めたことを発表しました。2025年2月から、国内での販売も予定されており、高度なビッグデータの活用が期待されます。
トムトム・トラフィックとは?
『トムトム・トラフィック』は、日本を含む84カ国の交通情報を網羅したサービスで、様々な情報源から得たデータを使用してリアルタイムの交通状況を提供します。利用者は、主要な道路だけではなく、細街路や交通事故、工事など最新の状況を確認できるのです。
29カ国以上で6億台以上のスマートフォンや車載器から毎秒更新されるデータは、所要時間の計算やルート検索、交通管制、災害時の情報把握、統計分析など、多岐にわたって利用されており、交通分野における重要なツールとなっています。
プローブデータの収集とその特徴
ジオテクノロジーズのプローブデータは、ポイ活アプリ『トリマ』から収集されたユーザーデータを基にしています。アプリのユーザー数は約2,000万に上り、利用者の同意を得た上で、高頻度で情報を集めています。これにより、移動速度をもとに自動車のデータを抽出し、さらには性別や年齢といった多様な属性情報を取得可能となります。
このプローブデータは、匿名性が確保されており、交通データの統計分析や都市計画などに活かされることが期待されています。特に地方自治体や企業にとって、交通量の分析は非常に価値が高いデータとなるでしょう。
トムトムとの協業による期待
ジオテクノロジーズとトムトムの連携により、今後はさらに多角的な交通情報の提供が可能になると考えられます。特に、リアルタイムでの交通管制や渋滞の解消、さらには将来的な都市計画におけるデータ活用が進むことで、より快適な交通環境が実現することでしょう。
トムトムは、30年にわたりモビリティの未来を切り開いてきた企業であり、そのノウハウとジオテクノロジーズの高頻度データが組み合わさることで、グローバルな交通問題に対する解決策が生まれると期待されています。
ジオテクノロジーズのビジョン
1994年に設立されたジオテクノロジーズは、デジタル地図の提供を通じて、位置情報のデータ活用に注力してきました。近年では、リアルタイムの人流データを活用して、社会のインサイトをリアルタイムで把握する新たなサービスを展開しています。
今回のトムトム・トラフィックへのプローブデータ提供は、彼らのチャンスを広げ、よりサステイナブルな社会への貢献を目指す新たな一歩となるでしょう。ジオテクノロジーズは今後も最先端技術を活用し、社会に貢献し続ける意向を示しています。
まとめ
ポイ活アプリ『トリマ』が提供するプローブデータと、トムトム・トラフィックの高度なトラフィック情報が融合することで、今後多くの可能性が広がることでしょう。市民生活の質向上、ひいては都市の発展に貢献することが期待されます。これにより、移動や交通に関するニーズの多様化に応える大きな力となってほしいと思います。