豊橋市美術博物館でのトリエンナーレ星野眞吾賞展
豊橋市美術博物館では、2026年10月26日(土)から11月24日(日)までの期間に「第9回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展」が開催されます。このイベントは、星野眞吾・高畑郁子美術振興基金を活用した新進作家の発掘を目的とした日本画の全国公募展であり、3年ごとに開催されます。
展示内容と作品の紹介
今回のテーマは「明日の日本画を求めて」で、144点の応募作品の中から60点の入選作品が展示されます。特に注目すべきは大賞を受賞した八木佑介の《市街化調整区域》。この作品は、星野眞吾の生涯にわたる創造的な活動にインスパイアされたものであり、戦後の日本画の発展に寄与してきた星野の名を冠した賞としてふさわしいものです。
さらに、準大賞には木村真光の《いのちの舞い》が選出され、優秀賞には三上 今の《ファントム(ジャマイカソング)》も受賞しました。豊川市から初入選の森川渉による《つづら折り》や、本宮山の風景を題材にした森田靖久の作品など、多彩なラインアップが揃います。
特別展示:星野眞吾と高畑郁子
本展に関連する特別展示も見逃せません。コレクションギャラリーでは「星野眞吾と高畑郁子―つながること、つなげること」が開催され、両アーティストの作品を通してその関係性に迫ります。展示期間は10月12日から12月8日までと、広く作品に触れるチャンスが提供されています。
アーティストトークと特別プログラム
また、開幕日の10月26日(土)には、アーティストトークが行われ、入選した八木佑介、木村真光、三上 今の3名が登場予定です。これは、作品に込めた思いや制作過程について直接考える貴重な機会となるでしょう。さらに、11月8日(金)には認知症の方を対象とした特別な絵画鑑賞プログラム「アートリップ」も開催されますので、こちらも関心のある方はぜひ参加を検討してみてください。
一般情報と入場料
「第9回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展」の開館時間は9:00から17:00まで(最終入場は16:30となります)。なお、月曜日は休館日となりますが、11月4日(月)は開館し、翌日の5日(火)が休館となります。観覧料は一般大学生が500円(団体割引あり)、小中高生は200円(同様に団体料金あり)と手頃な設定です。入場に制限はなく、事前の申し込みも必要ありません。
まとめ
この秋、豊橋市美術博物館での「第9回トリエンナーレ豊橋星野眞吾賞展」で、日本画の新しい可能性を感じ、アートの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。芸術の秋を満喫する絶好の機会です。詳細情報は豊橋市美術博物館の公式サイト(
https://toyohashi-bihaku.jp)で確認できます。