イタリアパビリオン起工式
2023-12-21 11:12:44
2025年大阪万博に向けてのイタリアパビリオン起工式の模様
2025年大阪万博に向けたイタリアパビリオン起工式の開催
2025年の大阪・関西万博に出展するイタリアパビリオンの起工式が行われ、主賓として出席したイタリア政府の代表マリオ・ヴァッターニ氏は、万博のテーマ「命かがやく未来社会のデザイン」が素晴らしいと賛辞を送りました。この式典は、日本とイタリアの新たな友好関係の象徴となり、万博への参加意欲を示す重要な機会として位置づけられています。
イタリアの代表的な建築文化の集結
ヴァッターニ氏は、建設の基盤にイタリアの歴史的背景があることを強調しました。古代ローマやルネサンス期の名建築から現代の建築へと受け継がれた理念が、今回のプロジェクトに生かされるとのことです。彼は、イタリアが万博の成功に向けて信頼できるパートナーであることを伝え、イタリアチームと日本チームの協力の重要性を述べました。
式典には、大阪府知事や万博協会の事務総長らも参加し、多くの祝辞が贈られたことも印象的でした。特に、最近の日本とイタリアの戦略的パートナーシップの深化についても言及され、双方の国の関係が強固であることが強調されました。
イタリアパビリオンのテーマとデザイン
イタリアパビリオンのテーマは「アートは命を再生する」であり、建築家マリオ・クチネッラが手がけたデザインは、ルネサンスの理想都市を現代に再現するものです。パビリオンは、三つの展示エリアに分かれ、イタリアと日本の協力が期待される宇宙産業、都市計画、そして医療とライフサイエンスに焦点を当てた展示が行われます。
この展示は、イタリアのデザインとエンジニアリングがどのように現代社会に影響を与えているかを示すものです。また、ローマ教皇庁とのコラボレーションにより、歴史的にバチカンがパビリオン内で出展されることも注目されています。
社会空間を再現する設計
クチネッラ氏は、イタリアパビリオンを「有機的な知識と革新の場」として捉え、広場、劇場、庭園をテーマにした社会空間を設計しています。屋上には古典的な迷宮を現代的にアレンジした庭園が設けられ、博覧会来場者に新たな体験を提供します。さらに、万博終了後にはこのパビリオンがイタリアワークショップとして再利用される計画もあります。
このプロジェクトは、2025年に向けた一歩となり、大阪・関西万博が成功に向けて進んでいることを証明しています。日本とイタリアが手を取り合い、未来の社会を共にデザインしていく姿勢が見える式典となりました。今後の進展が期待されます。
会社情報
- 会社名
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在大阪イタリア総領事館
- 住所
- 大阪府大阪市北区中之島2-3-18中之島フェスティバルタワー 17階
- 電話番号
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06-4706-5820