サプリメント選びの新たな潮流
調査の背景と目的
株式会社オノフが実施した「健康を目的としたサプリメント摂取に関するアンケート調査」では、40歳以上の女性を対象にサプリメントの利用実態を明らかにしました。健康への意識が高まる中、特にミドルエイジ層(40代・50代)とシニア層(75歳以上)での選択基準には顕著な違いが生じています。本記事ではその詳細な結果について紹介します。
購入の決め手
調査結果によれば、ミドルエイジ層は「飲みやすさ」「口コミや評判」「お得さ」を重視する傾向が強いことが明らかになりました。特に、手軽さやお得感が彼女たちの購買行動に大きく影響を及ぼしています。一方で、シニア層は「信頼できるメーカー」「国内製造の品質管理」「添加物の少ない自然由来成分」に対する重視度が高く、年齢が上がるにつれ、安心感や品質を求める傾向が強まることが分かりました。
年齢による成分の嗜好
全体の中で最も摂取されている成分は「ビタミン類」であり、特に40代の摂取率は57.9%と他の世代よりも顕著です。しかし、75歳以上では38.5%と低下しており、年齢が上がるごとに変化する傾向が見られます。また、ルテインやEPA/DHA(オメガ3脂肪酸)はシニア層での人気が高く、これも世代間での明確な違いを示しています。
情報源の違い
興味深い点は、情報を収集する手段の違いです。ミドルエイジ層は主にインターネットを使って情報を得ているのに対し、シニア層は「家族や友人からの情報」「新聞広告」「通販カタログ」を好む傾向があります。この違いは、各世代の情報収集に対する信頼度や方法を示しており、シニア層ではより身近で信頼できる情報源を重視することが伺えます。
購入チャネルの選択
購入チャネルについても異なる傾向が見られ、40代は「ドラッグストア」や「ECサイト」での購入が一般的であるのに対し、シニア層は「メーカーの公式通販サイト」を多く利用しています。このことから、長く愛用するブランドの公式サイトがシニア層には特に好まれていることが分かります。
これからの展望
今後、ミドルエイジ層がシニア層に入っていく中で、デジタルに舌なじみのある新たなシニア層の台頭が予想されます。彼らがどう変わっていくかを考慮した柔軟なマーケティング戦略が求められます。信頼性を重視しつつも、ネットでの購入にオープンなシニア層が増えれば、サプリメント業界もさらなる成長が期待できるでしょう。これからの施策は、現在の行動傾向を踏まえつつ、未来の高齢者の特性に適応したものが必要です。
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