給食の鉄人2021決勝進出5チームが決まりました
全国各地から魅力あふれる125件のレシピが寄せられた「給食の鉄人2021」が、ついに決勝進出の5チームを発表しました。この大会は、幼児にとっての食の大切さを再認識し、食育を推進するために設けられたものです。今回のテーマ食材は「魚を使ったメインのおかず」。首都圏を中心に北海道から香川県まで、様々な幼児向け施設が地域特産品を活かしたレシピを提出してくれました。
1. 全国から集まった191件のレシピ
応募されたレシピは191件にのぼり、子どもたちに親しみやすく、かつ大量調理がしやすいカラフルな料理が多数ありました。人口の減少や食文化の変化に伴い、子どもたちの魚離れが懸念される中、これらのレシピは特に注目されています。幼稚園、保育園、認定こども園など、様々な施設からの応募は、地域の特産物を使用したクリエイティブな料理で、審査員を唸らせました。
2. 決勝進出5チームについて
厳正な審査の結果、以下の5チームが決勝に進出しました。それぞれが独自のアプローチで作成したレシピは、見た目、味、調理のしやすさの全てを兼ね備えています。
- - ぽけっとランド入谷(東京都台東区):かれいカレースパゲティー
- - みらいく東武練馬園(東京都練馬区):たらのふわふわ揚げ
- - 下落合そらいろ保育園(東京都新宿区):ふんわり鮭のそらいろソース焼き
- - あい・あい保育園本三里塚園(千葉県成田市):たらのりんごソース焼き
- - 認定こども園中央幼稚園(静岡県沼津市):たらのカラフルみかんソース
また、惜しくも決勝には進出できなかったが、優秀レシピとして選ばれた7チームも特別に表彰されました。これにより、各地の独自性や地域性が色濃く反映されたレシピの重要性が再認識されました。
3. レシピ集の制作決定
今回の参加受付で集まった数々の素晴らしいレシピをさらに広めるために、「給食の鉄人2021レシピBOOK」(仮題)が制作されることが決まりました。このレシピ集は、入賞したレシピを中心に構成され、参加した施設や保護者、地域社会に向けて配布される予定です。この試みは、栄養バランスに優れた料理を多くの家庭に届けることを目指しています。公式サイトでのデジタル配信も計画されており、さらなる普及が期待されます。
4. 給食の鉄人2021決勝大会概要
決勝大会は2022年1月30日(日)に東京都渋谷区の服部栄養専門学校で開催予定です。参加チームによるレシピの調理、プレゼンテーション、試食、審査までは全ての参加者が楽しめる内容となっています。このイベントは、幼児期における食育や、学びを深めるための貴重な機会です。
終わりに
「給食の鉄人2021」は、味覚の形成と食に関わる基本的な習慣を育むために大変重要なプロジェクトです。今後もこうした取り組みが続けられ、子どもたちの食生活がより充実したものになっていくことを期待しています。