『グラセーフ』の魅力
2022-05-10 11:00:15
地震と火災に強い木造シェルター『グラセーフ』の新たな可能性
地震と火災から身を守る『グラセーフ』
近年、日本各地で頻発する地震や火災。まさに備えが必要とされる中、特許技術を駆使した木造の防災シェルター『グラセーフ』が注目を集めています。この製品が、内閣官房の『国土強靱化 民間の取組事例集』に掲載されたことは、その実力の証拠と言えるでしょう。
木造なのに強固な耐震性
『グラセーフ』は、耐震性に優れた設計が施されています。国立研究開発法人 土木研究所と共同で行った耐震・振動試験では、実際の地震波を再現。加速度データを分析した結果、『グラセーフ』は地震の影響に対して優れた耐久性を示し、亀裂や損傷の発生が見られませんでした。この試験結果からも、非常時における安心感が得られることが立証されています。
驚異の耐火性
また、耐火性も注目すべきポイントです。ISO基準に基づいた耐火構造物試験で、1時間に1000℃の加熱を行った結果、内部温度は外気温に対してわずか4℃しか上昇しませんでした。このことが、内部の安全と快適性を保つためにどれほど重要であるかを示しています。耐火LVLの表面材は炭化しましたが、耐震構造部材には何の影響もありませんでした。
サステナブルな防災ソリューション
『グラセーフ』には、リサイクル可能な材料が使用されています。間伐材から作られたLVLや、特許取得済みの不燃化処理を施した木材を使用しており、環境にも配慮しながら安全性を追求しています。さらに、燃焼時のCO₂排出も抑制され、脱炭素社会の実現に貢献する一品です。
精神的安定を提供する木質空間
災害時には、精神的に不安を感じることが少なくありませんが、古来から日本人に親しまれてきた木質空間は、心を落ち着けさせる効果も期待できます。『グラセーフ』に避難すれば、自然の中でリラックスしながら安全を確保できます。
施工と設置の柔軟性
『グラセーフ』は、木造家屋の内部1階に設置することができます。これにより、既存の住環境を損なうことなく、家に居住しながら施工が可能です。また、地震時の家屋の強度にも影響を与えません。
基本的な仕様は、外部寸法が幅2,900mm×奥行2,155mm×高さ2,315mm、内部寸法が幅2,570mm×奥行1,820mm×高さ2,010mmというもの。他にも、耐火構造や耐震構造部材に関する具体的なスペックが設定されていて、安全への細やかな配慮が感じられます。
まとめ
『グラセーフ』は、地震や火災から人命を守るだけでなく、安心・安全な避難所としての機能も果たしています。今後もこの製品の普及が進むことで、多くの家庭が安全を確保できることを期待しています。詳しい情報は、株式会社アサノ不燃の公式サイトで確認できます。
会社情報
- 会社名
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株式会社アサノ不燃
- 住所
- 東京都江東区東陽5-28-6TSビル5階
- 電話番号
-
03-6666-0315