株式会社VLCセキュリティが新たにASMサービスを導入
株式会社VLCセキュリティは、FRT株式会社が提供する新しいAttack Surface Management(ASM)サービス『Orion Risk Radar. - Powered by Rescana -』の取り扱いを正式に開始したことを発表しました。この新サービスの導入は、今までのASMサービスに新しい選択肢を加えるもので、デジタルセキュリティ市場における多様なニーズに応えることを目指しています。
新サービスの特徴
『Orion Risk Radar.』は、企業が管理するドメインを対象に、インターネットからアクセス可能なすべてのIT資産を迅速に検出します。具体的には、意図しない公開設定や脆弱性、設定ミス、ID/PWの流出、さらにはダークウェブ上の情報漏洩などを24時間以内に明らかにし、スコアリングを行うというものです。このスコアリングは、企業が直面するリスクを視覚的に把握するのを助け、優先的に対策を講じるべき脆弱性を識別するのに役立ちます。
導入のメリット
『Orion Risk Radar.』を導入することにより、以下のような多様なニーズに対して柔軟に対応できるようになります:
- - 限定的なドメインに対するスモールスタートが可能
- - コストを抑えたリスク可視化ニーズへの迅速な対応
この新しいサービスを通じて、VLCセキュリティは、以前から提供していたAIを用いた高品質なASMサービス『ImmuniWeb Discovery』に加え、より簡単で低価格な選択肢を顧客に提供できるようになります。
専門的なサポート
さらに、VLCセキュリティは、自社のASMサービスにおいて蓄積した知見を活かし、ホワイトハッカーによる専門的なサポートを提供します。顧客は「Orion Risk Radar.」を通じて明らかになった脆弱性やリスクに対して、リソースや予算に応じた最適な対策を提案されることで、安心してセキュリティ対策が行えるでしょう。
5年間で3億円の売上目標
この新サービスの展開により、VLCセキュリティは今後5年間で累計売上高3億円を目指すという成長戦略を描いています。この戦略は、ASM市場の拡大に貢献し、企業のセキュリティレベルの向上を図ることを目指しています。
実績と信頼性
『Orion Risk Radar.』は、イスラエルのRescana社が開発した技術を使用しており、サイバー攻撃者によるターゲット分析を視野に入れたOSINT(Open Source Intelligence)手法を活用しています。このエンジンは独自のAIアルゴリズムによって低誤検知で迅速な自動検出が可能であり、また2023年にはCISO Choice Awardを受賞しています。さらに、2024年にはイスラエルの政府のクラウドイニシアチブであるNimbus Tier 5にも評価された実績があります。
まとめ
VLCセキュリティが発表した『Orion Risk Radar.』の導入は、ASMサービス市場に新たな風を吹き込み、多様なニーズに応えるための重要なステップと言えるでしょう。今後の展開が期待されるこのサービスは、企業にとってセキュリティ環境の向上を実現する一助となるはずです。今後もVLCセキュリティの動向にぜひ注目していきたいところです。