新たな雇用創出を目指すBYSN TODA ROASTERY
埼玉県戸田市に株式会社スタートラインによって、障害者雇用支援サービス「BYSN TODA ROASTERY」が2026年2月2日にオープンします。この施設では、約80名の障害者が新たに雇用され、地域の社会貢献に寄与することを目指しています。
BYSNとは?
BYSNは、障害者の雇用を支援しながら、コーヒーの焙煎業務を行うサービスです。ここでは、障害者雇用者がプロ仕様の焙煎機を使って質の高いコーヒー豆を焙煎します。この焙煎豆は、企業オリジナルのドリップパックとして製品化され、イベントや展示会などでの活用が見込まれています。このような製品は、企業の認知度向上や、社員間のコミュニケーション促進に役立っています。
地域との連携による効果
スタートラインは、戸田市との包括連携協定を結び、市民サービスの向上と地域の活性化に寄与することを目的としています。雇用される障害者は、コーヒーに関する専門知識を学ぶことができるほか、コーヒーマイスターなどの資格取得支援も受けられます。これにより、障害者の就労能力の向上と、より多くの選択肢を提供することが可能となります。地域の発展とともに、障害者自身が自立した生活を送るための支援を行っています。
求職者への機会
BYSNでは、業務体験会やオンライン説明会も随時開催しており、ここでの就労に興味を持った方は気軽に申し込むことができます。こうした取り組みが、障害者雇用の新たなモデルを築く一助となることを期待しています。
株式会社スタートラインの理念
スタートラインは、「自分をおもいやり、人をおもいやり、その先をおもいやる。」を企業理念として掲げ、障害者雇用支援の分野で2009年に設立されました。ABA(応用行動分析)やCBS(文脈的行動科学)、第三世代の認知行動療法に基づいた支援を提供しており、雇用の新しい場作りから定着支援までを行っています。主なサービスには、屋内農園型雇用支援、総合コンサルティング、在宅雇用支援などが含まれ、すべての人が自分らしく生きる社会の実現を目指しています。
終わりに
「BYSN TODA ROASTERY」は、障害者雇用支援の新しい拠点として、地域に根ざした活動を展開することが期待されており、今後の発展が楽しみです。障害を持つ人々にとって、自己実現の場が増えることは、社会全体の成長へと繋がります。