嬉野のエコツーリズム
2025-03-05 14:30:33

嬉野で進化するエコツーリズムの新たな挑戦と文化資本の価値向上

嬉野から世界へ — エコツーリズムの革新と文化資本の価値向上



佐賀県嬉野市で、持続可能な観光と地域経済発展に向けた大きな挑戦が始まります。クオンクロップ株式会社が、株式会社和多屋別荘、株式会社イノベーションパートナーズと共に手を取り合い、嬉野地域の文化資本を可視化し、持続可能な観光の促進に向けた事業共創を目指しています。

持続可能な観光の重要性


国際的な観光業界では、持続可能性がますます重要なテーマとなっています。2023年に国連が制定した「世界観光レジリエンスの日」は、この重要性を示すものです。この動向を受けて、エコツーリズムは観光と文化、環境を結びつける鍵となるでしょう。

今回の取り組みの中心となるのは、和多屋別荘です。同社は2016年から「ティーツーリズム」という独自のプログラムを実施し、地域の文化を経済価値に変える努力を進めてきました。多様な地域資源を活かし、2020年以降は企業や専門家と連携して10以上のプログラムを展開しており、その成果が期待されています。

共創の背景と新たな取り組み


クオンクロップの取り組みには、「次世代に多様かつ持続可能な食と農をつなぐ」というビジョンがあります。これを実現するためのソリューション「Myエコものさし」が、環境価値の可視化を支援しています。この二つの要素の統合が、嬉野地域における文化資本の価値向上を促すことを目指しています。

共創の議論は、2024年12月に開催される「Foodtech Venture Day Neo」における、「和多屋別荘賞」の受賞を契機に始まりました。この受賞を通じて、嬉野の本来の文化価値を再認識するとともに、その価値を広げる努力がすすめられます。

OIC - 温泉インキュベーションセンターの役割


嬉野の温泉旅館「和多屋別荘」内に設立された温泉インキュベーションセンター(OIC)は、スタートアップ企業や起業家を支援するためのプラットフォームです。温泉の特性を活かし、新たなビジネスや地域社会の発展を促進することを目的としています。このセンターでは、企業の新規事業やサテライトオフィスの活用を支援するとともに、地域事業者や自治体と連携し、観光資源や文化を活かした事業展開にも取り組んでいます。

地方創生を目指す今、OICは地域経済の活性化や雇用創出に貢献し、持続可能な事業の成長を支援する重要な役割を果たしています。

未来へ向けたビジョン


2025年には、嬉野での地域ロールモデルの実装が進められ、日本国内で、このモデルを展開する見通しです。更には、海外の文化資本や地域固有文化を持続的な発展に結びつける取り組みも視野に入れています。このように嬉野のエコツーリズムの発展は、地域の文化と経済に新たな風をもたらす可能性を秘めています。

私たちの日常生活や観光が持続可能な形で進化する様子を、このプロジェクトを通じて見つめていきたいです。


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会社情報

会社名
クオンクロップ株式会社
住所
東京都千代田区九段南一丁目5番6号 りそな九段ビル5F KSフロア
電話番号
050-5867-0957

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