名古屋商科大学の海外インターンシップが特別な栄誉を受ける
名古屋商科大学が実施する海外インターンシッププログラム「CAPI:Career Advancement Program International」が、先日行われた「第8回 学生が選ぶキャリアデザインプログラムアワード」において優秀賞を受賞しました。このアワードは、学生が選ぶ形で社会的・職業自立に貢献した就業体験プログラムを表彰するものであり、学生の声を元に、多様な評価者が選出を行っています。これは名古屋商科大学が、アジア諸国の日系企業での実践的な就業体験を長年にわたり提供してきたことが評価された結果と言えるでしょう。
CAPIプログラムの特長
「CAPI」は、海外でのインターンシップを通じてキャリアの可能性を広げることを目的としたプログラムです。2012年から開始され、これまでに25回以上のプログラムを運営してきた実績があります。このインターンシップは、アジア諸国の日系企業での就業機会を提供することで、学生に実践力とグローバルな視野をもたらします。
受賞理由については、プログラムの内容が非常に洗練されていることが挙げられます。プログラムに参加する学生は、事前研修で語学やITリテラシーを学び、さらにトヨタ生産方式検定やマナー講習を受けることによって、受け入れ企業への適応能力を高める機会が与えられます。
渡航後には、日々の日報や定期報告レポートを作成することで、受け入れ企業およびキャリア担当者の両面からのフィードバックが得られます。帰国後も事後研修を行い、1万字以上の最終報告書と学内での成果報告会によって、学生それぞれが学びを深化させることができる環境が整っています。
このような取り組みが、学生に主体的に行動する機会を提供し、実際のビジネスシーンでの経験さえも考慮した教育の質を高めているのです。
グローバル化に向けた取り組み
名古屋商科大学は、1953年の開学以来、グローバルな経営教育に力を入れています。国内初の3つの国際認証、いわゆるトリプルクラウンをも取得しており、質の高いビジネススキルを学べるプログラムを提供しています。
「経営学部」「経済学部」「商学部」「国際学部」「経営管理課程」と、様々な学部が設置されており、国際性の分野においては2025年度のランキングで東海北陸地区でのトップ位置を確保しています。また、44カ国から121名の新留学生が2025年4月に入学予定であり、国際的な環境がさらに充実する見込みです。
さらに、CAPIプログラムに加えて、自校独自の留学プログラムや異文化交流を積極的に行うことで、学生にとって魅力的な教育環境を提供し続けています。これにより、グローバル人材の育成に向けた道を着実に歩んでいます。
まとめ
名古屋商科大学の「CAPI」プログラムが受賞したことは、ただの栄冠ではなく、学生に新たなチャンスを提供し、キャリア形成をサポートする重要な取り組みであると言えるでしょう。教育機関としての役割を果たしつつ、社会へ貢献し続ける姿勢が、今後も多くの学生へと良い影響を与え続けることを期待しています。