メンタルヘルス・ケアを身近に!『eau』β版のご紹介
新型コロナウイルスの影響を受け、特にメンタルヘルスの重要性が増している昨今、日本におけるうつ病患者の割合は流行前の7.9%から17.3%と、約2倍に跳ね上がりました。この状況の中で、より多くの人々が簡単にメンタルヘルスケアを受けられることを目指す新たな取り組みがスタートしました。
サービスの背景
OECDによる調査は、日本におけるメンタルヘルスに関する大きなギャップを明らかにしています。軽度なうつ症状を持っている人々の中で、専門機関へアプローチしようとするのは多くても32%に過ぎないとされています。多くの人々は、病院に行くことに対して心理的なハードルを感じているのです。
このような中、かいじゅうカンパニーは音声チャットを用いたセルフケアサービス「eau」をβ版で公表しました。eauは、自宅にいながらにしてメンタルヘルスのケアを行える手軽さが特徴です。
eauの目的と特徴
eauは、メンタルヘルスの予防や改善を目的とした音声コミュニケーションアプリです。主に以下の特徴によって、利用者が自己理解を深めつつセルフケアスキルを育むことが可能です。
1.
専門家のファシリテーション
セッションは臨床心理士や公認心理師が行うため、参加者は安心して話すことができます。
2.
認知行動療法の導入
プログラムは認知行動療法に基づいたもので、自己ケアに役立つ多様なコンテンツを準備しています。
3.
匿名での少人数グループセッション
顔出しなしで音声のみの参加が可能なので、気軽に参加しやすい環境が整っています。
専門家による監修
eauは臨床心理学の専門家による監修の下で開発されており、それに関わる専門家の名が挙げられています。彼らは、心理療法の分野で定評のある研究者であり、メンタルヘルスに関する課題解決に尽力しています。
代表の東藤泰宏氏は、かいじゅうカンパニー設立の理由について次のように述べています。「メンタルヘルスケアは特別な人だけのものではない。誰でも気軽に参加できる方法で、自分を整えることができるサービスが必要だと感じた。」
事前エントリーについて
eauのβ版は完全招待制で、現在ウェブサイトにて事前エントリーを受け付けています。興味がある方は公式サイトにアクセスし、エントリーフォームから申し込みを行うことができます。
eau β版サイト
まとめ
新たに登場した「eau」は、心理的な抵抗感を排除し、より多くの人が手軽にメンタルヘルスケアを実現できるサービスです。コロナ禍によって浮き彫りになったメンタルヘルスの課題に対する新たなアプローチを提供します。この機会に、ぜひeauを試してみてはいかがでしょうか。