日本人の恋愛満足度、世界最下位!
世界最大手の世論調査会社であるイプソス社の調査で、衝撃的な結果が発表されました。日本人の恋愛満足度が、世界31カ国中、最下位だったのです。しかも、これは2年連続の結果となります。
調査は「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」「パートナーや配偶者との関係」の3項目で実施されました。その結果、「恋愛や性生活」と「愛されていると感じること」の2項目で日本は最下位に。残りの項目でも下から2番目と、世界平均を大きく下回る結果となりました。
性別・世代間の違い
さらに詳細な分析では、興味深い性別・世代間の違いも見られました。
まず性別では、「恋愛や性生活」「愛されていると感じること」の満足度において、女性の方が男性よりも高い傾向が見られました。一方で、「パートナーや配偶者との関係」に関しては、男性の方が高い満足度を示しました。
世代別では、ベビーブーマー世代が最も高い満足度を示した一方、Z世代は「恋愛や性生活」「パートナーや配偶者との関係」の満足度が他の世代と比べて著しく低い結果となりました。しかし、意外なことに「愛されていると感じること」に関しては、Z世代は他の世代に次いで2番目に高い満足度を示しました。
その原因とは?
なぜ日本人の恋愛満足度はこれほど低いのでしょうか?イプソス社の内田社長は、日本人の国民性、具体的には恋愛感情や性生活をオープンに表現することに苦手意識を持つ傾向が、この結果に影響している可能性を示唆しています。
加えて、近年増加している多様な恋愛観や結婚観も、この結果に影響を与えていると考えられます。結婚や恋愛に対する価値観の変化、社会構造の変化、そして経済状況なども、複雑に絡み合っていると言えるでしょう。
今後の展望
この調査結果は、日本の恋愛文化や社会構造について、深く考えるきっかけを与えてくれます。イプソス社は今後も継続的に調査を行い、変化を捉えていくとしています。この調査結果が、今後の日本社会における恋愛や人間関係のあり方、そして社会全体の幸福度向上に繋がることを期待したいところです。
調査概要
調査機関: イプソス株式会社
調査方法: オンライン調査
調査対象: 世界31カ国、24,269人
調査期間: 2023年12月22日~2024年1月5日
イプソス株式会社について
イプソス株式会社は、世界最大手の世論調査会社です。1975年にフランスで設立され、現在では世界90カ国以上で事業を展開、18,000人以上の従業員を擁するグローバル企業です。1999年からはユーロネクスト・パリにも上場しています。