AIが進化させる見積・請求書の新サービス
2025年9月29日、株式会社ガミはAIを搭載した見積・請求書作成クラウドサービス「育つ見積」のプレビュー版をリリースしました。このサービスは、見積書を作成する事業者にとっての大きな助けとなることが期待されます。
背景とサービス開発の意図
見積書は商談において顧客の信頼を獲得する重要な書類ですが、作成に多くの時間を要し、転記ミスや書式の違いが発生することが少なくありません。株式会社ガミは、こうした問題を解決するために「育つ見積」を開発しました。多忙な事業者が簡単に見積書を作成できるようにし、業務負担を軽減しつつ、質の高い見積書を作成できることを目指しています。
特徴的な機能
「育つ見積」には、以下のような魅力的な機能が備わっています。
1. AIアシストによる提案
このサービスは自動提案機能を通じて、過去のデータをもとに明細候補や工数、金額、説明文を提案します。これにより、事業者は効率的に見積書を作成することができ、さらにAIは使うほどに改善されていくため、提案の質が向上します。
2. 一連のプロセスの自動化
見積書の確定後は、それを基に発注書や納品書、請求書へと自動的に変換が行われます。この機能により、書式や税処理の整合性が維持され、ミスや重複入力を削減することが可能です。また、プロジェクトの進行に合わせてステータス管理ができる点も大きな魅力です。
3. 運用との連携
会計サービスとして知られるfreeeとの連携機能も提供され、請求書の管理がより一層効率的になります。今後はさらなる連携機能の拡充も予定されており、より多くの業務に対応できる体制が整っていくでしょう。
4. セキュリティとコントロール
「育つ見積」では、AI提案の実施がユーザーの管理下にあり、学習や参照は適切なアクセス範囲で行われます。つまり、最終的な判断はユーザーが行えるという設計になっています。
今後の展望
プレビュー版として基本機能が公開されていますが、今後は請求書のメール送信機能、郵送代行との連携、クラウド会計ソフトとの更なる連携など、多くの機能が追加される計画です。
代表者の想い
代表取締役の石神暁氏は「見積書作成は単なる事務作業ではなく、顧客に対する最初の『顔』です。『育つ見積』は、AIの力で日々の見積作業を軽くするだけでなく、使うほどに提案の質が向上し、営業・業務の成果につながるツールを目指しました」と強い思いを語っています。
提供開始日と利用方法
「育つ見積」は2025年9月29日から提供が開始され、基本機能は無料で利用可能です。クレジットカード登録不要で気軽にお試しいただけます。さらに、公式サイト(
https://sodatsu-mitsumori.net/)から詳細情報を確認できます。
株式会社ガミについて
株式会社ガミは、AIやクラウドサービスの開発・運用を手掛ける企業で、現代のニーズに合わせた効率化を推進しています。「育つ見積」を通じて、企業の業務改善に寄与することを目指しています。