徳島城博物館特別展「大名家のこどもたち」
徳島市の徳島城博物館では、特別展「大名家のこどもたち」が開催されています。この展示は、10月11日から11月24日まで行われており、大名家におけるこどもたちの重要性を掘り下げています。
大名家のこどもたちの役割
大名家では、こどもたちの健康や教育が極めて重要視されました。彼らは家族の繁栄を支える存在として育てられ、豪華な衣服や小物が用意されることもありました。幼いころから武芸や文学、書画に至るまで幅広い教養を学び、後者が家督を相続したり、女子が他家へ嫁ぐという役割を果たすことが普通でした。このような家庭環境と教育方針が、現代のこどもたちとは全く異なる生活を送らせていたのです。
展示の内容
本展覧会では、蜂須賀家が旧蔵するこども用の衣服や、他の大名家に伝わる婚礼道具、童具足、また書画や手習い品など、さまざまな展示品が並びます。それらからは、大名家のこどもたちの日常生活の一端を垣間見ることができます。
関連イベント
特別展に合わせて、関連イベントも開催されるとのことです。特に注目すべきは、10月18日(土)に行われる記念講演会です。テーマは「江戸時代の子供衣装-武家の子供を中心に-」で、丸紅ギャラリーの副館長である長崎巌氏が講師を務めます。先着約50人の定員で、気になる方はお早めに予約ください。
展示解説
また、10月25日(土)には展示解説も行われるので、こちらも見逃せません。解説は14:00から開始される予定です。展示を観るだけではなく、詳しい説明を聞くことで、より深く理解を得ることができるでしょう。
来館情報
徳島城博物館は、9:30から17:00まで開館しており、入館は16:30までとなっています。毎週月曜日が休館日であるため、訪れる際には注意が必要です。ただし、10月13日(祝)、11月3日(祝)、11月24日(振休)は開館しているので、連休を利用して訪れるのも良いでしょう。
入館料は、大人500円、高校生および大学生300円、中学生以下は無料となっており、家族連れでも気軽に訪れやすい料金設定です。
まとめ
この特別展は、大名家の子どもたちに焦点を当て、その過去の文化や生活様式を知れる貴重なイベントです。歴史に興味がある方や、子どもたちの教育について考えるきっかけとしたい方にはぜひ足を運んでいただきたい展覧会です。皆さんのご来場をお待ちしております。