高知市とベルタ、健康支援の新たな連携が始動
2026年2月20日、東京都港区に本社を置く株式会社ベルタが、高知県高知市と「プレコンセプションケアの推進に関する連携協定」を締結しました。この協定の目的は、妊娠や出産に限らず、日常の食生活や栄養に着目し、健やかなライフステージを支えることです。ベルタは「女性のライフステージにおける課題解決」をミッションに掲げ、地域住民の健康意識の向上に寄与することを目指しています。
健康に関する現状の課題
厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査によると、20歳以上の肥満者は男性33.5%、女性21.1%に達しており、またやせている人口も一定数存在しています。この数値は、高知市でも同様の傾向が見られており、地域住民の食生活と栄養バランスが健康に与える影響が浮き彫りになっています。特に、若年層を含む幅広い世代での健康問題として、食事の偏りは深刻な課題となっています。
県の健康調査でも、果物や野菜の摂取量が目標に届いていない事実が示されており、日常的な健康管理が急務であると考えられます。この現状を受け、高知市は市民一人一人が自らの健康を見つめ直すきっかけを作るため、プレコンセプションケアを普及させる努力を始めました。
プレコンセプションケアとは?
プレコンセプションケアとは、妊娠を希望するか否かに関わらず、自分自身の健康管理や生活習慣を見直すことを指します。この考え方は、妊娠・出産前から体と心を整えることが重要であると見なされており、具体的には、適切な食事、運動、睡眠、性教育、メンタルヘルスのケアなどが含まれます。
特に食事や栄養は、体の健康の基盤を支えるものであり、生活の中で実践しやすい面からも注目されています。また、食生活の乱れは肥満や痩せだけでなく、将来の健康リスクにも繋がるため、早期から意識して行動することが求められています。
協定内容と具体的な取り組み
高知市とベルタが締結した協定では、以下の具体的な取り組みが計画されています:
1. プレコンセプションケアに関する啓発活動
2. 婚姻届提出時に葉酸サプリや啓発リーフレットの提供
3. 母子手帳交付時に防災ハンドBOOKの配布
4. 食事や栄養に関する講習用ハンドブックの制作
これにより、婚姻や出産といったライフイベントに際しての健康支援が体系的に進められ、将来に向けてのライフプランを考えるきっかけが提供されます。
市とベルタの代表者 コメント
協定締結記念式で高知市長の桑名龍吾氏は、「妊娠前から体を整える重要性が高まっている今、正確な情報を届けることが行政の使命」と強調しました。
また、ベルタの取締役である森谷悠平氏も「食を通じた健康づくりは、未来の選択肢を広げるための重要な第一歩」と述べ、社会全体で支え合う必要性を訴えています。
これからの展望
今回の協定を機に、高知市とベルタは市民が自らの将来を主体的に考えるための環境づくりを進めていきます。対象者を広げ、妊娠・出産に限らずすべての人々が健康について考える意識を醸成することで、持続可能な地域社会を目指します。
今後もベルタは、プレコンセプションケアの啓発に加え、地域と連携して多様な活動を展開し、より多くの市民が自身の健康と未来を主体的に描けるよう支援を続けていきます。