新gTLDの優先登録受け付け、インターリンクが開始
インターネットの進化に伴い、新しいドメイン名の需要が高まっている中、株式会社インターリンク(東京都豊島区)が新たな7つのgTLD(新ジェネリックトップレベルドメイン)の商標権者優先登録を開始しました。この新たな取り組みにより、これまでに販売されている73種類の新gTLDをオンラインで申請できるようになっています。
新しく追加されたgTLDたち
今回追加されたgTLDは以下の通りです:
- - .build
- - .codes
- - .dance
- - .democrat
- - .farm
- - .luxury
- - .viajes
これにより、特定のビジネスや趣味、思想に特化したドメインを持つことで、オンラインプレゼンスを強化することが可能になります。特に「.luxury」は高級ブランドやサービスを象徴するための理想的な選択肢となり、「.dance」はエンタメ業界やダンス関連のビジネスにとって新たな顔となるでしょう。
サンライズ申請について
商標権者優先登録、通称「サンライズ」は、一般登録期間に先立ち、商標や商号を保有する企業や個人に対して特権的にドメインの登録を認める制度です。このプログラムは、商標の保護を目的として設計されています。同じ文字列のドメイン名に対して複数の申請があった場合には、オークション方式で所有権が決定されます。
gTLDの空き状況を簡単に検索
新gTLDの空き状況は、インターリンクのウェブサイトにて簡単に検索できます。カテゴリを「新gTLD」に指定することで、現在提供中の73種類のドメインを一括で確認可能です。さらに、特定のドメイン名やパターンの検索も行えるため、興味のある文字列を試してみることをおすすめします。
インターリンクの歩み
株式会社インターリンクは、1995年にサービスを開始した日本の老舗ISPであり、2000年からはドメイン名登録事業も手掛けています。2006年には日本で8社目となるICANN公認レジストラとして認定され、その後も取扱ドメイン数を毎年増加させ続けています。特に、2012年には取扱うドメイン数が500種類を超え、日本最大のレジストラとしての地位を確立しました。また、2014年には新gTLD「.みんな」を販売開始し、最近では「.moe」の運営も始めました。
他の活動や社会貢献
インターリンクは、商業活動だけでなく社会貢献活動にも力を入れています。オタク文化の発展を目的とした「オタク川柳大賞」や、地域への教育貢献として「グラジェネ向け無料iPad教室」など、様々な活動を行っています。また、有限責任事業組合フェムト・スタートアップを通じてのベンチャー企業支援も行っており、これからのネット社会を支える新しい技術の発展を期待されています。
新gTLDの商標権者優先登録は、ますます進化し続けるネット環境において、ビジネスや個人のプロモーションに役立つ大きな一歩となることでしょう。