日揮グループ、英国Configuring社と自動エンジニアリングツール開発で提携
日揮ホールディングス株式会社(以下、日揮HD)は、国内エンジニアリング事業を展開する日揮株式会社(以下、日揮)が、英国のConfiguring社との間で自動エンジニアリングツールの開発に関する基本合意書(MOU)を締結したことを発表しました。この提携は、両社の専門技術を結集し、今後のエンジニアリング業界に革新をもたらすものと期待されています。
Configuring社の技術とは
Configuring社は、設計自動化の技術を通じて社会が抱える様々な課題に挑むテクノロジープロバイダーです。彼らは、デジタルアセットを活用し、迅速かつ効率的に設計を行うための独自の技術を開発してきました。日揮グループは、これらの技術と自社の豊富な技術・知見の融合を図り、高度な自動エンジニアリングツール「Configurator」を生み出すことを目指しています。
現代の課題解決を目指す
特に、日揮グループが注目しているのは、業界内の案件の大型化や複雑化が進んでいる現状です。従来の設計は経験豊富なベテランエンジニアに依存する部分が多く、技術の維持や知識の継承が重要な課題となっています。両社はこの課題を解決するために、ベテランの設計知識をデジタル化し、汎用設計手法として再定義することに挑戦します。
この新しいアプローチにより、設計品質の安定化や作業効率の向上が期待されており、エンジニアが持つ経験に左右されない設計環境の構築が進められる予定です。
DX推進の一環として
日揮グループは、2018年に「ITグランドプラン2030」を策定し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を進めています。今回のConfiguratorの開発は、そのビジョンを実現するための一環と位置づけられています。まずは国内のライフサイエンス事業において本ツールの効果を実証し、2030年に向けてその適用範囲を拡大していく計画です。
中期経営計画との連携
また、今回の取り組みは、日揮HDが策定した中期経営計画「Building a Sustainable Planetary Infrastructure 2030」にも寄与するものであり、持続可能なエンジニアリング事業の競争力強化が期待されます。今後は、Configuring社との共同開発を通じて、技術力の向上やEPC遂行プロセスの革新を進める方針です。
まとめ
日揮グループとConfiguring社の提携は、今後のエンジニアリング業界において、品質向上と効率化に寄与する重要なステップといえるでしょう。デジタル化が進む現代において、両社の技術がどのように進化していくのか、今後の動向に注目が集まります。