新築マンションの防災革新
2025-10-16 11:51:06

最新防災ツール「First Mission Box」を新築分譲マンションへ導入

防災の新たな取り組み:防災ツール「First Mission Box」の導入



三菱地所レジデンス株式会社は、賃貸マンション「ザ・パークハビオ」での導入実績を背景に、防災ツール「First Mission Box」(以下、FMB)を新築分譲マンション「ザ・パークハウス」に初めて導入することを発表しました。この取り組みにより、居住者が自然に協力して災害時に初期活動を行える体制を構築することを目指しています。

経緯と背景



2016年に発生した熊本地震や台風の影響で、多くの人々が被災しました。こうした災害から得た教訓を活かし、三菱地所レジデンスでは、マンションごとの防災計画を策定するだけでなく、より実効性のある施策としてFMBを設けました。FMBは居住者に向けた指示カードが入った防災ツールで、共用部に設置されています。災害が発生した際、住民はこのボックスを開け、指示に従って迅速に行動することが求められます。この仕組みは、不安な状況下でも居住者同士が平等に助け合うことを促進します。

FMBの特徴と機能



FMBには災害発生時から約1週間の行動予測に基づく支援が含まれています。また、同時に導入される「Second Mission Box」(SMB)は、長期間の被災生活を見越した情報や物資のサポートを提供します。FMBには、安否確認、救護活動、トイレの確保、防犯、マンション内の状況確認に関する具体的な指示が含まれており、居住者が助け合うための体制を構築します。

新たに加わった「マンション内確認」では、共用部や建物内の状況を把握し、迅速な初期対応を支援します。こうした情報の早期把握は、被害の拡大を防ぐための重要なステップといえるでしょう。

具体的な導入物件について



初めてFMBが導入されるのは、東京都江東区の「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」です。この物件は2026年1月から販売を開始予定で、共用部にはFMBが設置されます。三菱地所レジデンスは、今回の新築分譲マンションへの導入を契機に、全ての外部管理方式にFMBを導入していく方針です。

取り組みの意義



防災力を強化することで、居住者が安心して暮らせる環境を提供するというのが、三菱地所レジデンスの目指すところです。過去の災害から得た知見を基にした防災教育も重要であり、同社は「三菱地所グループの防災倶楽部」を通じて訓練や啓発活動を進めています。たとえば、避難訓練や防災に関するワークショップを行い、住民の防災意識を高めています。

まとめ



三菱地所レジデンスが導入した「First Mission Box」は、居住者同士が迅速に協力できる仕組みを提供しており、今後ますます重要性を増していくでしょう。災害は予測できず、その対応に向けた事前準備が必要です。この取り組みが予想以上に効果を発揮することを期待しながら、安心で安全な暮らしの実現に向けて、さらなる進化を遂げることを願っています。


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会社情報

会社名
三菱地所株式会社
住所
東京都千代田区大手町一丁目1番1号大手町パークビル
電話番号

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