リアルタイム発話音声解析テクノロジー「ボルテージ指数」の実証試験
2023年6月4日、小田原にて開催された「SHIN4NY CUP Vol.1」では、リアルタイムで発話音声を解析し、イベントの熱狂度を数値化する新たなテクノロジー「ボルテージ指数」の実証試験が行われました。この試験は、e-Sportsイベントの熱狂を数値的に捉えるための新しい試みです。
ボルテージ指数とは?
「ボルテージ指数」は、会場内のCO2濃度や実況者の音声解析、さらには選手の心拍や脈波を測定することにより、イベントの盛り上がりを数値化するものです。試験では、実況者の「わんず」様の音声を解析し、リアルタイムでボルテージ指数を算出。大会中は会場のモニターやYouTubeライブで配信され、観客とオンライン視聴者の双方に熱狂の様子が伝わりました。
驚きの結果とその瞬間
最終結果発表の際には、このボルテージ指数が発表前の水準から20倍以上の増加を記録するなど、大きな変化が見られました。特に、各マッチの後半になると実況者の熱気が増すにつれて、ボルテージ指数も比例して上昇していく様子が確認されました。特に注目されたのは、優勝チームから第三位までのポイントがわずか1ポイント差であったため、実況者の興奮が一層際立ち、会場全体が一体感に包まれました。
オンラインとオフラインのつながり
本実証試験では、会場の熱狂をリアルタイムでオンライン視聴者に共有する新しい体験が生まれました。ボルテージ指数だけでなく、観客の感情(嬉しい、悲しいなど)も同時にオンラインで伝えることができ、視聴体験にさらなる深みを与えることに成功しました。
高速で高頻度の解析
このボルテージ指数の算出には、高頻度での解析と高いノイズ耐性が求められます。SHIN4NY CUPでは約2時間半にわたり、環境ノイズがある中でも正確に音声を解析できることが確認されました。また、この技術はインターネットを介したクラウド環境で運用可能であることも実証されました。
今後の展望
SHIN4NYとFUJIOHは、今回の実証試験を通じて、「データ分析と科学技術の力を用いて、優しくワクワクする世界を創造する」ビジョンの下、さらなるソリューションの社会実装を目指していきます。今後の発展が期待される音声解析技術が、どのように私たちの生活やエンターテインメントの世界を変えていくのか、その動向が楽しみです。
SHIN4NY CUP Vol.1概要
- - 日時:2023年6月4日(日) 13:00〜16:00
- - 試合数:4試合 (ワールズエッジ2試合+ストームポイント2試合を想定)
- - 配信:公式配信及び個人配信
- - 出場者:招待チーム、一般枠、小田原市民チーム
- - 実況:わんず (@ones_hbp1216)
- - 解説:Cabbagest (@Cabbagest_)
- - 主催:SHIN4NY株式会社
- - 運営:Meteor
- - 後援:小田原市
大会公式サイトやアーカイブ配信は、
こちら及び
YouTubeで視聴可能です。今後のe-Sportsイベントでも、このような新しい試みが続くことを期待しましょう。